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第4回かごしまTechミーティングを開催

[記事掲載日:22.09.27]

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 南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、9月22日、かごしまTechミーティングを鹿児島市と共に開催しました。同ミーティングは、大学が持つ先端技術を知ってもらう、産学連携のきっかけづくりのためのオープンな場を目指すものです。第4回となる今回は、情報基盤統括センター図書館メディア情報部門の小田 謙太郎助教をゲストスピーカーに迎え、「データ所有者への利益還元を目指すシステム」というテーマで開催しました。


 小田助教は、ブロックチェーン技術を用いたデータ所有者の利益を担保出来る次世代型プラットフォームについて講演しました。ブロックチェーン技術とは、ビットコイン等の暗号通貨にも使われる、インターネット登場以来の技術革新と言われる情報記録技術です。講演の中では、この技術の基礎研究をもとに開発した"データの改ざん耐性を確保し、所有者、登録日時、所有権受け渡しの証明を可能とするシステム"をご紹介し、システムを利用することによって、データの登録追跡・漏えい検索・監査が可能であることなどの魅力をお伝えしました。

 同ミーティングへは、主にIT関連企業で組込みシステム開発やWEBシステム等の業務をされている6社の方々にご参加いただきました。参加者の方からは講演中も多数の質問があり、講演終了後も先生との活発な意見交換や参加者同士での情報交換が行われるなど、大変盛り上がり、産学連携につながる有意義なミーティングとなりました。


 南九州・南西諸島域イノベーションセンターでは、地域に産学の出会いの場を創り、事業者と研究者をつなぐために、今後も研究シーズおよび研究者情報の提供や、交流の促進を図ることとしています。




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