トップページトピックス第12回食と健康に関するシンポジウム「健康長寿に効く腸活とかごしまの食」を開催しました

第12回食と健康に関するシンポジウム「健康長寿に効く腸活とかごしまの食」を開催しました

[記事掲載日:22.11.28]

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 鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンターでは、11月22日、鹿児島県工業倶楽部と共同で「第12回食と健康に関するシンポジウム」を開催しました。本年度のテーマは「健康長寿に効く腸活とかごしまの食」。ハイブリッド形式で実施し、会場の稲盛会館には満席の100名、またオンラインでは145名の、一般市民や企業関係者、教職員などが参加しました。

 はじめに主催者を代表しての岩元 正孝鹿児島県工業倶楽部会長と佐野 輝学長の挨拶があり、佐野学長は南九州・南西諸島域イノベーションセンターが経済産業省の地域イノベーション拠点に選出されたことに触れ「本日のシンポジウムが本学を身近に感じ、活用いただくきっかけになって欲しい」と述べました。

 基調講演は京都府立医科大学の内藤 裕二教授が、「健康寿命を延ばす食と腸内細菌の関係」と題して、長寿と食、腸内細菌叢に関する最新研究を親しみやすく講演、食物繊維の重要性を強調しました。続いてNPO法人霧島食育研究会の千葉 しのぶ理事長が、鹿児島独自の食文化と郷土料理を伝え継ぐための活動を紹介。鹿児島県工業技術センターの安藤 義則食品・化学部長からは鹿児島の伝統食「山川漬」のGABAが豊富で低塩分という優れた特性を発表しました。
 本学農学部の大塚 彰教授は黒豚を始め、黒さつま鶏、リュウキュウイノシシなど鹿児島特有の食肉が持つ抗老化・抗疲労物質を紹介、同農学部の侯 德興教授は一番茶、二番茶で異なる成分・機能性を活かしたかごしま茶の商品開発を提案しました。岩井 久企画・社会連携担当理事の進行の元、会場からも多くの質問が寄せられ、鹿児島の食を巡る活発なディスカッションが行われました。



当日の様子をご紹介いたします

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岩元会長による主催者挨拶(写真左)、佐野学長(写真右)による主催者挨拶

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内藤教授による講演(写真左)、岩井理事による進行(写真右)

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千葉理事長による講演(写真左)、安藤部長による講演(写真右)

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大塚教授による講演(写真左)、侯教授による講演(写真右)