トップページトピックスIRセミナーを開催

IRセミナーを開催

[記事掲載日:23.01.05]

  • topics-SDGs-04(質の高い教育をみんなに)

 12月13日、IRセンター主催によるIRセミナーを開催しました。今回のIRセミナーは対面形式とオンラインを併用したハイブリッド形式で開催し、合わせて約110名の教職員が参加しました。
 本学におけるIRセミナーの開催は今回が4回目であり、初回に当たる令和元年度は幹部職員を対象にトップセミナーとして開催しました。以降の2回目からはIRの普及啓発を目的として対象を全教職員に拡大し、毎年開催しています。
 大学におけるIR (Institutional Research)の目的は、経営支援の他、教育研究の質向上、学生支援、学内資源の適正配分など多岐にわたります。また、学部・研究科等の各組織においても、効率的な組織運営や効果的な教育研究の実施が求められており、昨今、本学を含む各大学において、IRの活用に対する機運が高まっています。

 今回のセミナーは、「教学マネジメント実践事例:学習成果の可視化とディプロマ・サプリメント」と題して開催しました。前半は、IRセンターの浅野 茂 特任教授(クロスアポイントメント教員)による講演を通じて、昨今の高等教育政策において学習成果の可視化とその結果の活用が強く要請されている現状の解説に加え、その対応に向けた具体的な取組としてのディプロマ・サプリメントの発行に係る事例等の紹介が行われました。
 また、セミナー後半では、本学IRセミナーとしては初めてパネルディスカッションを実施しました。馬場 昌範 理事(研究・国際担当/IRセンター長)をコーディネーターとし、武隈 晃 理事(教育担当)など教学IRにおいて中心的な役割を担う6名のパネリストにより、本学における学習成果の可視化とディプロマ・サプリメントの現状と課題や今後の展望等について活発な議論を行いました。

 第4期中期目標・中期計画においても、「学習成果を可視化した本学独自のディプロマ・サプリメントを開発・発行し、本学が輩出する人材の能力に対する評価をより的確に行える環境を整備する」ことを明示しています。こうした状況を踏まえ、本セミナーは本学における学習成果の可視化とディプロマ・サプリメントについて考える非常に有意義な機会となりました。


20230105IR01.jpg講演する浅野IRセンター特任教授

20230105IR02.jpg

パネルディスカッションの様子(会場)

20230105IR03.jpg

パネルディスカッションの様子(WEB画面)

20230105IR04.jpg

セミナー終了後に講評を行う佐野 輝学長