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【医学部】2022年度鹿児島大学医学教育シンポジウムを開催

[記事掲載日:23.03.27]

  • topics-SDGs-03(すべての人に健康と福祉を)
  • topics-SDGs-04(質の高い教育をみんなに)

 3月14日、医学部では、内部質保証の観点から教育プログラムを継続的に改良する取組みの一環として、本学が行っている教育内容を地域関係者に説明することを目的に「2022年度鹿児島大学医学教育シンポジウム」を開催しました。当日は、本学教職員、県内医療機関・NPO法人、他大学、一般市民などから40名を超える方々にご参加いただきました。

 シンポジウム冒頭、橋口照人医学部長から本シンポジウムの意義など開催の挨拶があった。続いて、4名の教員による講演があり、橋口医学部長は、「鹿児島大学の教育理念について」と題して、冒頭で医学教育の源流に触れられ、教育ミッションを実現するためにアウトカム基盤型医学教育を実践していることや医学部の今後の展望について説明しました。大脇 哲洋医学部副学部長(教育担当)は、「医学教育認証評価受審について」と題して、医学教育認証評価の認定制度が設けられた経緯、本学が1巡目評価を受審した際の評価結果について説明しました。下堂薗 恵医学部教務委員会医学科部会長は、「カリキュラムの構成と学内・学外実習の現状」と題して、本学カリキュラムの特色として、入学時から医師という専門職に求められる態度、価値観等を学ぶプロフェッショナリズム科目を設けていること、臨床実習前に取得すべき知識・技能の評価である共用試験を経て臨床実習に臨んでいることなどを説明しました。横尾 英孝医歯学教育開発センター長は、「医学教育の基本~最近の動向、実践や評価について~」と題して、医学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂による求められる実践的診療能力の変化、臨床参加型実習の厳格化、医学教育で役立つ指導法・評価法などについて説明しました。

 次いで行われた意見交換では、橋口医学部長と大脇副学部長が座長を務め、本学部の実習・実技試験などで模擬患者役を演じていただいた経験のある一般の方から本学医学生に対する期待や実習時の要望など有意義な意見が得られました。

 最後に、坂本 泰二病院長から大学病院として患者様の期待に沿えられるよう世界最高峰の教育を実施し、医師の養成に努めていくことの挨拶があり、シンポジウムを締めくくりました。 

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開会の挨拶を述べる橋口医学部長



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下堂薗教授による講演



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横尾教授による講演



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意見交換の様子



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閉会の挨拶を述べる坂本病院長



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シンポジウム関係者による記念撮影