トップページトピックス【島嶼研】JSPS研究拠点形成事業・野外実習プログラムをインドネシアおよびフィリピンで開催

【島嶼研】JSPS研究拠点形成事業・野外実習プログラムをインドネシアおよびフィリピンで開催

[記事掲載日:23.04.05]

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 国際島嶼教育研究センター(島嶼研)は、JSPS研究拠点形成事業の一環として野外実習プログラムを、令和5年2月27日~3月1日にインドネシア・マルク州・アンボン市(アンボン島)にて、令和5年3月15日~18日にフィリピン・イロイロ州・イロイロ市(パナイ島)にて実施しました。両プログラムには、パティムラ大学またはフィリピン大学ビサヤス校と本学の教員・大学院生がそれぞれ参加しました。
 インドネシア・アンボン島では、パティムラ大学の施設を見学しました。また、山から海までを連続した一つの「生活を支える圏域」という空間スケールで自然・社会環境の両面から「シマ」をとらえるため、森林、アグロフォレストリー(森林農業/農林複合経営、現地ではdusungと呼ばれる)、海岸などで野外実習を行いました(参加者数:パティムラ大学約30名、本学3名)。
 フィリピン・パナイ島では、森林の生態、水産物の流通実態、一次産業と観光業の連携による付加価値生産の実態を学びました。また、パナイ島およびその隣に位置するギマラス島の住民による自然資源の利用実態、持続的な利用に向けた管理のあり方などについて意見交換を行いました(フィリピン大学ビサヤス校約10名、本学4名)。

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農学部長表敬(パティムラ大学)



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自然林での樹木の多様性を学ぶ実習風景(パティムラ大学)



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伝統的な方法や島民の暮らしを学ぶ実習風景(パティムラ大学)




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海岸でマングローブの生態を学ぶ実習風景(パティムラ大学)




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インドネシアでのプログラム閉会式(パティムラ大学)




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Bulabog Puti-an 国立公園で森林生態を学ぶ実習風景(フィリピン大学)




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マングローブの保護活動と周辺での漁業操業の現状を学ぶ実習風景(フィリピン大学)




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全プログラム修了証授与(フィリピン大学)





▼JSPS研究拠点形成事業について
 島嶼研では令和3年度より3年間を対象にJSPS研究拠点形成事業(アジア・アフリカ学術基盤形成型)が採択されました。この事業は、熱帯・亜熱帯アジアを対象に「島における人と自然の『共生』」を目的に、本学と学術交流協定を結んでいる大学(フィリピン・フィリピン大学ビサヤス校、マレーシア・サバ大学、インドネシア・パティムラ大学)とネットワークを形成し、教育研究拠点形成、若手研究者育成、共同研究を推進するものです。