トップページトピックス【イノベーションC】「植物は、ストレスで強くなる」第2回かごしまTechミーティングを開催

【イノベーションC】「植物は、ストレスで強くなる」第2回かごしまTechミーティングを開催

[記事掲載日:23.07.26]

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 南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、7月20日に鹿児島市のクリエイティブ産業創出のハブ拠点「mark MEIZAN(マークメイザン)」にて、今年度第2回目の「かごしまTechミーティング」を開催しました。同ミーティングは、鹿児島市と大学による産学連携や、大学が持つ先端技術を知る「きっかけづくり」のためのオープンな場を目指した事業です。
今回は、農学部農業生産科学科の坂上潤一教授をゲストスピーカーに迎え、「植物は、ストレスで強くなる」というテーマで開催しました。

 植物には、環境変化を記憶保持するストレスメモリ機能が備わっており、この機能を作物栽培に応用することで、地球規模の気候変動に適応する農業生産体系を構築することが可能であり、多年生作物にストレスメモリ機能を付与し、不良環境に強い作物栽培体系を確立することを目指した研究内容について講演いただきました。 

 参加企業は、サービス業、農業資材製造・販売、芋加工製造販売、農業など、農作物の製造に関わりもお持ちの多種多様な企業様7社にご参加いただきました。質疑では、参加者皆様から意見や質疑があり、内容もストレスメモリーやプライミング等の専門的な内容、日本における多年生穀物の今後の方向性など、活発な意見交換がなされ、とても有意義なミーティングとなりました。

 鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、地域に産学の出会いの場を創り、事業者と研究者をつなぐために、研究シーズや研究者情報の提供や交流の促進を図っています。

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会場の様子①



 

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会場の様子②