トップページトピックス鹿児島大学×SDGsシンポジウム2023 ー持続可能な社会の実現を先導するグローカル拠点を目指してー

鹿児島大学×SDGsシンポジウム2023 ー持続可能な社会の実現を先導するグローカル拠点を目指してー

[記事掲載日:24.01.10]

  • topics-SDGs-04(質の高い教育をみんなに)
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 12月19日、稲盛会館キミ&ケサメモリアルホール会場とオンライン配信の併用により「鹿児島大学×SDGsシンポジウム2023」を開催し、本学の学生、教職員、一般市民等計249名(うちオンライン117名)が参加しました。
 本学が「持続可能な社会の実現」に向けて果たすべき役割を再確認することを目的として開催したシンポジウムは、佐野輝学長の開会挨拶に続いて、第1部では、世界の未来モデルとなる「サーキュラーヴィレッジ・大崎町」を目指している曽於郡大崎町の東靖弘町長が特別講演。東町長は「大崎リサイクルシステム*」を活用した「循環型社会」の実現を目指した多岐にわたる取組のほか、内閣府の「SDGs未来都市」大崎町の町を挙げてのSDGsの達成に向けた先進的取組や将来構想を披露されました。

 続いて、田頭𠮷一理事・副学長(財務・施設担当)兼事務局長から、大学経営における本学のSDGs戦略について講演後、SDGsの教育研究学生活動として、大前慶和総合教育機構共通教育センター長、奥山正樹南九州・南西諸島域イノベーションセンター特任教授、動物ボランティアサークルAniProの坂田勇志さん(理学部3年)から事例紹介がありました。

 第2部では、第1部の教育研究学生活動の事例紹介をされた方に加えて、大崎町SDGs推進協議会員で大崎町議会議員でもある藤田香澄さんがパネリストとして登壇し、パネルディスカッションが行われました。藤田さんは、資源循環に関する共同研究や大崎町のリサイクルシステムが与える住民の購買活動への影響分析等におけるアカデミアである本学の研究活動に対する期待を述べられました。また、大前共通教育センター長、奥山特任教授からは教育と研究の観点からの見解を述べられ、坂田さんはSDG4の「質の高い教育をみんなに」の達成の面で高等教育機関としての大学の役割が求められていると言及しました。その後フロアを交えて意見交換があり、SDGsの達成には、多様な機関や人材等の協働が不可欠であることを再認識しました。
 終わりに井戸理事・副学長(研究・情報担当)が、「坂田さんや、シンポジウムの司会者を務めた本学放送研究会の尾川明穂さん(農学部3年)のような、素晴らしい学生の存在を誇りに思うとともに、教職員が一丸となり、本学が世界の中心となりSDGsが広がるよう、これからも取り組んで参りたい」と挨拶を述べ、有意義なシンポジウムを締めくくりました。

大崎リサイクルシステム*・・・大崎町のごみ処理の仕組みである「大崎リサイクルシステム」は、埋立処分場の延命化という目的達成のため、住民と行政と企業という3つの主体が協働・連携することで信頼関係が構築され、大きな効果(メリット)を生み出す仕組み



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(佐野学長挨拶の様子)

 

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(東 大崎町長からのご挨拶)

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(東町長からの特別講演の様子)

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(司会者を務めた 放送研究会 尾川明穂さん(農学部3年))

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(パネルディスカッションの様子①)

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(パネルディスカッションの様子②)

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(パネルディスカッションの様子③)

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(パネルディスカッションの様子④)

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(井戸理事から閉会の挨拶)

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(学部等のSDGs推進に係る一押し取組事例を紹介するポスターセッションの様子)