トップページトピックスカスペルスキー・静岡大学と共同開発した、情報リテラシー啓発教材「『自分は絶対に大丈夫!』を見直してみよう(おとな版)」の無償提供を開始
カスペルスキー・静岡大学と共同開発した、情報リテラシー啓発教材「『自分は絶対に大丈夫!』を見直してみよう(おとな版)」の無償提供を開始
[記事掲載日:25.04.03]
本学大学院教育学研究科髙瀬研究室(助教:髙瀬和也)は,株式会社カスペルスキー(東京都千代田区,代表取締役社長:小林岳夫),国立大学法人静岡大学教育学部塩田研究室(准教授:塩田真吾)と共同で,シニアを含む大人向けの情報リテラシー啓発教材「『自分は絶対に大丈夫!』を見直してみよう(おとな版)」を開発し,教材一式を本日より無償で提供開始します.教材は,社会教育施設などにおける市民向けの講座や,シニア向けの情報セキュリティ啓発の勉強会などでの利用を想定しています。
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1) 場面強制想像法によるワーク(ワークシート;オモテ面) |
2) よくあるトラブル事例&解説(ワークシート;ウラ面) |
当教材は,大人が日常の消費活動を行ったり,インターネットやSNSを利用したりする際に,「自分は引っかからない,大丈夫」と思い込んでいるトラブルに,どのような「相手」と「状況」がそろった場合に直面してしまうのかを考え,そこから気付きを得ることができる内容になっています。消費活動や情報セキュリティにまつわるリスクを,「投資編」「漏えい編」「消費編」の三つのテーマに分け,投資詐欺やロマンス詐欺,クレジットカード情報や個人情報の漏えい,商品購入時の思わぬサブスクリプション契約など,最近問題になっているトピックを例として取り入れています。こういったリスクを回避する判断スキルを養い,個人の資産や情報を守りながらより良い消費生活やインターネット・SNSの活用につなげていくことを目的としています。
教材は,市民向けの講座や勉強会などでの利用を想定して開発しており,受講者用ワークシートに加え,指導者用ガイドブックを用意しました。講座の開催者は,ガイドブックを使うことで最小限の準備で講座を実施することができます。