トップページトピックス地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS) 令和7年度新規採択研究課題に鹿児島大学から1件条件付きで採択
地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS) 令和7年度新規採択研究課題に鹿児島大学から1件条件付きで採択
[記事掲載日:25.06.09]
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)における令和7年度新規採択研究課題を決定しました。本プログラムには、鹿児島大学から1件条件付きで採択されました。
SATREPSは、科学技術と外交を連携し相互に発展させる「科学技術外交」の一環として、地球規模の課題解決を目指す国際共同研究を推進します。昨今、SDGs(持続可能な開発目標)が世界で注目されている通り、気候変動や食糧問題、自然災害、感染症など、地球規模の課題は年々複雑化するとともに、特に影響を受けやすい開発途上国においては深刻な状況となっています。これらを解決するためには、国を越えた科学技術イノベーションの創出と研究成果の社会還元、人材の育成と研究能力の向上が必要です。SATREPSでは、環境・エネルギー、生物資源、防災、感染症の4つの研究分野を対象に日本と開発途上国の研究者がともに課題に取り組み、現地のニーズを踏まえながら実社会で活用可能な知識や技術を新たに創り出していくことにより、持続可能な開発を目指す国際社会に貢献します。
SATREPSでは、国内研究機関への研究助成のノウハウを有するJSTと、開発途上国への技術協力を実施する独立行政法人国際協力機構(JICA)が、国際共同研究全体の研究開発マネージメントを協力して行います。日本国内等、相手国内以外で必要な研究費についてはJSTが委託研究費として支援し、相手国内で必要な経費についてはJICAの技術協力プロジェクトの枠組みにおいてJICAが支援します。
採択研究課題名:「水稲の再生力を活用した多回収穫稲作技術体系の開発」
研究代表者名:農学部 坂上 潤一 教授
詳 細:https://www.jst.go.jp/pr/info/info1764/index.html
※科学技術振興機構(JST)のウェブサイトに移動します。