【国際】2025年度 日本語・日本文化研修留学生(国費留学生)修了発表会・修了式を開催
[記事掲載日:25.08.18]
8月7日(木)、日本語・日本文化研修留学生(以下、日研生)の修了発表会及び修了式を開催しました。
日研生プログラムは、文部科学省が実施する国費外国人留学生制度のひとつです。海外の大学で日本語や日本学等を専攻している外国人学生が1年間日本の大学で学び、日本語能力の向上と、日本事情・日本文化に関する理解の深化を目指すものです。今期はインドネシア、タイ、トルコ、ロシア、キルギス、ミャンマー、中国からの8名(法文学部4名・教育学部4名)が本学で学び、11か月の留学期間を終えました。
修了発表会では、各自が設定した研究テーマに沿って日本語で口頭発表を行いました。指導教員、教職員、日本人学生、留学生など計40名が聴衆として参加し、8名同時に25分発表するセッションを2回実施しました。日研生は、事前に研究内容を日本語でまとめたポスターを作成して発表会に臨みました。研究テーマは、エネルギー問題に関する若者の意識調査、故事成語や歌詞二重表記など日本語の運用や表記に関する研究、二国間の褒めや断りのストラテジー比較、日本人の「頑張る」に対する価値観や「褒める」心理に関する考察、政治演説の特徴分析など多岐にわたり、各自の関心や専門分野を活かした成果が披露され、発表後には質疑応答も活発に行われました。通常の授業を受けながら準備に励み、流暢な日本語で発表する姿が大変印象的でした。
発表会終了後は、日研生と指導教員が集まり修了式を行いました。式では尾崎孝宏グローバルセンター長の挨拶の後、日研生8名が順番に留学の感想を述べ、続いて指導教員から挨拶がありました。日研生のスピーチでは、日本生活の思い出、今後の抱負、共に学んだ仲間や教職員への感謝の言葉が多く聞かれました。教員からは、口頭発表の感想や積極的な学習態度への高い評価、今後も同世代の学生や鹿児島との縁を大切にしてほしいというメッセージが送られました。また8名には、口頭発表と同テーマで執筆した『修了レポート集』も手渡されました。
今年度は7か国から過去最多となる8名の日研生が鹿児島で学びました。本学での留学生活が、今後の学びや活動につながることを、心より期待しています。
(発表会場の様子)
(日本語のポスターを使って発表している様子)