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【国際】【稲盛アカデミー】清華大学サマープログラム受入れを実施しました

[記事掲載日:25.08.01]

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 7月8日~18日の間、本学の協定校である中国・清華大学の学生14名および引率教員3名が稲盛アカデミーを訪問し、夏季研修を実施しました。一行は、人文学院の1、2年生を中心に清華大学内で選抜されたメンバーからなり、本学での講義、学生交流及び鹿児島県内の機関・施設訪問を通して、鹿児島の歴史と文化、稲盛経営哲学、少子化対策等のテーマに沿って学習しました。

 研修では、まず開講式が行われ、稲盛アカデミーの山口 明伸 アカデミー長から、このサマープログラムで得られた新たな発見、新しい体験、新しい交流が、皆さんの今後の人生に有意義なエッセンスを加えることができることを祈念すると挨拶がありました。
 講義では、稲盛アカデミーの佐野 輝 特任教授からの鹿児島や本学についての概説を皮切りに、本学の名誉教授である 志學館大学の原口 泉 教授から、薩摩から始まった日本の産業革命について、法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターの伴野 文亮 特任准教授から、幕末期の日本に関して学びました。
 また、稲盛アカデミーからは、武隈 晃 客員教授、吉田 健一 准教授、劉 美玲 准教授より、稲盛和夫氏の経営哲学の講義があり、熱心に耳を傾けていました。
さらに、特別講義として、宮路 拓馬 外務副大臣による日本の少子化対策に関する講義や、鹿児島県観光・文化スポーツ部国際交流課の甫立 哲一郎 課長による県の概況説明、鹿児島県子ども政策局の新川 康枝 局長から鹿児島県の少子化の現状等に関する講義も実施され、講義後は時間いっぱいまで活発な質疑応答が行われました。

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(講義の様子)

 学生交流では、本学学生が参加し、ファシリテーターを務めた吉田准教授、劉准教授の進行のもと、グループごとのディスカッションを通じ、日本と中国との学生生活や文化における共通点や違いについて理解を深めました。冒頭では、清華大学の陳 朝輝 准教授から、人生においては出会いこそ重要であるので、今日の出会いを大切にしてほしいと挨拶がありました。交流後は引き続き昼食をともにし、親交を深めました。
 機関・施設訪問では、鹿児島県庁、鹿児島商工会議所、南さつま市役所を親善訪問し、機関の説明を受けたほか、研修の進捗や鹿児島の印象、企業での女性活躍の現状、日中友好交流の歴史等について言葉を交わしました。
 また、西郷南洲顕彰館、鑑真記念館では鹿児島の歴史について学びを深めました。

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(学生交流の様子)

 プログラム最終日には、テーマ別に、11日間のプログラムで学んだことの成果報告がされた後、山口アカデミー長より参加証明書が授与されました。
 最後に閉講式が行われ、井戸 章雄 学長より、国際的な広い視野を持って、中国と日本にとどまらず、世界の国々との架け橋になることを期待すると挨拶がありました。

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(成果報告の様子)

 本学と清華大学は、昨年12月に大学間学術交流協定を締結しました。今回の受入れは、協定に基づき、短期研修プログラムとして実施されたものです。今後、双方向交流の発展に向けて、本学学生を清華大学へ派遣する短期研修プログラムや交換留学の実施を計画しています。

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(閉講式後の集合写真)