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トカラ列島近海における継続的地震活動に関する総合調査を開始

[記事掲載日:25.08.01]

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 理工学研究科の八木原 寛准教授を研究代表者として、トカラ列島近海における継続的地震活動に関する総合調査を開始します。

 本研究では、令和7年6月21日から継続しているトカラ列島近海の地震活動について、観測強化による地震活動の原因解明や、島嶼域における地震災害による社会的影響の解明等を目的に、陸海域での地震観測、測地観測、マグマ活動との関連調査、及び被害状況や地域への影響の調査などの総合調査を実施することとしています。

 調査に際し、海底での臨時地震観測機器の設置を、教育関係共同利用拠点である長崎大学水産学部附属練習船「長崎丸」の協力を得て、8月1日より実施します。

 なお、本研究は、科学研究費助成事業(特別研究促進費)による助成を受けて実施されています。

 本研究により、観測データに基づく解析により地震現象を解明し、社会への影響を調査することは、現地や地域社会から一刻も早く求められていることであり、この成果は、将来の他地域、とくに島嶼域における災害対応力向上に貢献されることが期待されます。


●研究課題名:「トカラ列島近海における継続的地震活動に関する総合調査」

●研究代表者:八木原 寛(鹿児島大学理工学域理学系 准教授)

●研究組織:鹿児島大学、東京大学、東北大学、気象研究所、北海道大学、海洋研究開発機構、宮崎公立大学、九州大学(全8機関、計15名)

●研究経費:18,167千円(科学研究費助成事業(特別研究促進費))

関連URL:https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2025/1420210_00002.htm