井戸学長が大阪・関西万博未来社会ショーケース事業(DAC-U装置稼働実証)を視察しました
[記事掲載日:25.10.14]
9月30日、井戸章雄学長が大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業の一環である「DAC-U装置稼働実証」の現場を視察しました。本事業は、万博を通じて、持続可能な社会の実現を目指した先端技術を紹介・実証するものです。
DAC-U装置(Direct Air Capture and Utilization装置)は、空気中の二酸化炭素(CO2)の直接回収と資源化を可能にする画期的な技術であり、環境負荷低減に向けた未来社会の重要な基盤となることが期待されています。この装置は、「NEDOムーンショット型研究開発事業"ビヨンド・ゼロ"社会実現に向けたCO2循環システムの研究開発」で九州大学の藤川茂紀教授を中心としたチームが開発を進めているもので、本学理工学研究科の金子芳郎准教授もこのプロジェクトに参画しています。
視察を終えた井戸学長は、「DAC-U装置は、環境問題解決への大きな一歩。本学としても持続可能な社会に貢献する研究と人材育成をさらに進めていきたい」とコメントしました。
また、本学農学部の高隈演習林の木材を使用した大屋根リングも併せて視察しました。
DAC-U装置の前にて(左から藤川先生(九州大学)、野間理工研事務部長、井戸学長、金子先生)
高隈演習林の木材を使用した大屋根リングにて(左から金子先生、井戸学長)