鹿児島市・鹿児島県主催「桜島火山爆発総合防災訓練(住民避難訓練)」に学生13名が参加
[記事掲載日:25.12.03]
11月15日、鹿児島市および鹿児島県が主催する「第56回桜島火山爆発総合防災訓練(住民避難訓練)」に、本学の学生13名が参加し、市職員業務支援を通じて、防災行政業務の一端を実践的に体験しました。鹿児島大学としては、訓練に、平成30(2018)年度に初めて参画し、8年連続で支援し続けています。
訓練に参加したのは、共通教育科目「防災フィールドワーク(岩船昌起教授担当)」の受講生・ゲストの学生13名です。学生は、防災行政担当者等が講師を務める集中講義や、桜島をフィールドとしたグループ研究に取り組みながら、本訓練に参加し、桜島火山防災にかかわる見識を高めました。
鹿児島市庁舎に7:00までに集合した学生は、市職員とともに車両7台に分かれて乗り込み、次の桜島各所で、業務補助・交通誘導・写真撮影(記録作成)等を行いました。
・桜島支所(現地災害対策本部)(岩本 誠矢、田代 遥貴、海老原 響、6:20集合、6:40発)
・野尻港(脇坂 拓実、6:20集合、7:00発)
・南栄リースさくらじまアリーナ(中原 瑚陽、松元 悠雅、鈴江 真士、松山 登和、7:20発)
・西道公民館(末満 勇貴、7:20発)
・桜島苑(山下 誠太、稲荷田 優仁、7:20発)
・市長先導車業務補助[マイクセット担当](梅野 航、8:05発)
・副市長先導車業務補助(中野 龍紀、8:25発)
本訓練には、鹿児島市、鹿児島県、消防団、市民(桜島地域)、陸上自衛隊、海上自衛隊、鹿児島海上保安部、県警察本部、避難促進施設など63機関、約1,500名が参加しました。
なお、「第56回桜島火山爆発総合防災訓練」の年度内後半開催の「展示訓練・避難所運営訓練(令和8年1月10日(土))」にも参加予定で、桜島をフィールドとしたグループ防災研究成果を発表予定です。
【参考資料】鹿児島市/第56回桜島火山爆発総合防災訓練
https://www.city.kagoshima.lg.jp/kikikanri/kazan/56th_sakura_kunren_.html
【活動の写真】
■鹿児島市役所集合
(早い学生は6時20分に市役所到着。ビブスを付け、ヘルメットを調整)
(7:00までには全員集合し、鹿児島市職員から指示を待つ)
■現地災害対策本部
(現地災害対策本部に向かう市職員と学生)
(市消防職員から訓練での「条件付与」の伝令を受ける ※鹿児島市提供写真)
■市長先導車業務補助
(各地の視察にて10 kg重ほどのマイクセットの配置を担当 ※鹿児島市提供写真)
■桜島総合体育館(南栄リース桜島アリーナ)
(受付担当は、ヘルメットのバーコードを読み取り、住民を確認)
(市職員からの説明を聴くカレーライス喫食担当学生)
(盛り付けと、配膳係に分かれて活動する)
■訓練後の後片付け・清掃作業
(専用の器具で、土足対応マットを巻き上げる)
(モップで、土足対応マットを拭く)
■帰路
(フェリーから見た桜島。好天に恵まれた)
(フェリーの中で、リラックスして市職員と交流する学生)
(市役所に帰り着き、荷物の搬送も手伝う)
(後片付け終了後、南栄リース桜島アリーナ玄関にて集合写真 ※1名早退、1名撮影)