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J-PEAKS西南九州地区3大学合同キックオフシンポジウムを開催

[記事掲載日:25.12.17]

  • topics-SDGs-17(パートナーシップで目標を達成しよう)

 12月7日、長崎大学、宮崎大学、鹿児島大学の3大学は、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の一環として、「J-PEAKS西南九州地区3大学合同キックオフシンポジウム」を長崎大学中部講堂(文教キャンパス)で開催し、3大学関係者等約180名が参加しました。

 鹿児島大学は、J-PEAKSにおいて、採択大学の長崎大学と連携大学である宮崎大学とともに、「プラネタリーヘルスの実現を目指し、世界を牽引する大学へ」というビジョンを掲げ、グローバルヘルス・グローバルリスク・グローバルエコロジーの3領域で超領域型融合研究を推進しています。

 開会挨拶では、永安 武 長崎大学長が、「J-PEAKSは、西南九州の3つの国立大学が力を合わせ、融合研究を創発するためのプラットフォームです。3大学の連携により、地域から世界へ発信できる新しい知を生み出し、持続可能な社会の構築に貢献できることを確信しており、特に若手研究者達には大きな期待を寄せています」と述べました。
 続いて、鮫島 浩 宮崎大学長、井戸 章雄 鹿児島大学長から挨拶があり、井戸学長は、「本学の多種多様な研究者をこのプロジェクトで束ね、3大学が目指すプラネタリーヘルス実現に向けて大いに貢献したいと考えています。このJ-PEAKSを通して、西南九州から新しい成果、新しい融合研究が発展していくとこを祈念しています。」と述べました。

 第1部では、文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域振興課 拠点形成・地域振興室の平野博紀室長による招待講演に続いて、東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学/長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科の橋爪真弘教授による「気候変動と健康~プラネタリーヘルスの視点から~」と題した基調講演が行われました。

 第2部では、「融合研究創発へ向けて」を共通テーマとして、グローバルヘルス、グローバルエコロジー及びグローバルリスクの各領域の3大学の研究者から、それぞれのテーマに沿って、取組みの紹介やパネルディスカッションによる活発な意見交換が行われました。

 シンポジウム終了後には懇親会も開催され、今後の3大学連携によるJ-PEAKSの推進に向けた課題の共有や今後の展開に向けたヒントを得る有意義な機会となりました。

 第1部 学長挨拶

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(永安 武 長崎大学長)

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(鮫島 浩 宮崎大学長)

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(井戸 章雄 鹿児島大学長)

 第1部 招待講演・基調講演

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(招待講演 平野 博紀 文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域振興課 拠点形成・地域振興室長)

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(基調講演 橋爪 真弘 東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学 教授)

 第2部 3領域における3大学の取組み紹介とパネルディスカッション

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(グローバルヘルス領域 共同獣医学部/TADセンター長 小原 恭子 教授(右))

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(グローバルエコロジー領域 工学部 木方 十根 教授(右))

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(グローバルリスク領域 国際島嶼教育研究センター長 大塚 靖 教授(右))