【防災C】第51回鹿大防災セミナーを開催しました
[記事掲載日:26.06.18]

6月1日、地域防災教育研究センター主催による第51回鹿大防災セミナー「豪雨災害の特徴と土砂災害への備え」を開催しました。セミナーは会場とオンラインを併用したハイブリッド形式で実施され、自治体職員や防災関係者、学生、一般市民など約280名が参加しました。
はじめに、地域防災教育研究センター長の酒匂 一成教授(理工学域工学系)が、本センターの研究・教育・地域貢献活動について紹介しました。大規模火山噴火に伴う複合災害の発生メカニズム解明や総合防災データベースの構築をはじめ、防災人材の育成、地域での防災ワークショップや災害調査活動など、研究成果を地域社会へ還元する様々な取組について説明しました。
続いて、地域防災教育研究センター調査研究部門長の寺本 行芳教授(農水産獣医学域農学系)が「土砂災害に備える」と題して講演を行いました。土砂災害の特徴や防災対策、土砂災害警戒区域・特別警戒区域の考え方、防災マップの活用方法などについて解説しました。過去の災害事例を踏まえながら、平時から地域の危険箇所を把握し、早めの避難行動につなげることの重要性を訴えました。
最後に、鹿児島地方気象台の立神幸治気象防災情報調整官が「新たな防災気象情報について」と題して講演しました。令和7年8月に鹿児島県内で発生した大雨事例を紹介しながら、大雨特別警報や避難情報の考え方について解説するとともに、令和8年5月29日から運用が開始された新たな防災気象情報の変更点について説明しました。警報・注意報への警戒レベル表示や線状降水帯予測情報の充実など、防災気象情報をより分かりやすく伝えるための取組を紹介し、段階的に発表される各種情報を避難判断に積極的に活用してほしいと呼びかけました。
参加者からは、「土砂災害や防災気象情報について理解が深まった」「非常に分かりやすく、防災への意識が高まった」「今後の防災対策や避難行動に役立てたい」といった声が寄せられました。
本センターでは、今後も防災に関する最新の知見や災害対応に役立つ情報を発信し、地域防災力の向上に貢献してまいります。
