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第3回 日韓共同シンポジウム「災害と空間変容:記録・表象・地政学」開催のお知らせ

[16.01.15]

 鹿児島大学大学院人文社会科学研究科では平成26年度より、韓国の高麗大学校と共同で災害に関するシンポジウムを開催してきました。第3回目は「災害と空間変容:記録・表象・地政学」と題し、高麗大学校から5名、本学から3名が報告します。
 どなたでもご自由に参加できます。ぜひ、足をお運びください。
 
 
第3回 日韓共同シンポジウム「災害と空間変容:記録・表象・地政学」
 
日 時:平成28年1月23日(土)13:30~18:00
会 場:鹿児島大学 郡元キャンパス 法文学部棟1号館201講義室
主 催:鹿児島大学大学院人文社会科学研究科、高麗大学校グローバル日本研究院
内 容:発表8人(鹿児島大学3人、高麗大学校5人)
主 旨:これまでの共同研究の成果を踏まえ、今回のシンポジウムでは、災害をより具体的な文脈で把握し、そのことがこれまで議論を重ねてきた人文社会科学的な知とどのように関連するのか、ともに考え議論する場としたい。
規模の大小を問わず、「災害」が発生するのはどこか特定の地域であり、当該地域に大きな影響を及ぼす。それは、災害による住居の破壊・消失といった物理的な面だけではなく、人々の意識や生活様式、社会関係等にも及ぶものである。「災害」は地域空間にどのような変容をもたらすのか。また、「災害」による地域空間の変容に対して、どのような施策がなされているのか、あるいはなされるべきなのか。こうした問題設定にたって、自由かつ真剣な議論を行う。
 
<プログラムより>
第 1 部 災害と地域空間の変容             司会: 宋浣範(高麗大学校) 
◇災害と地域社会:宮城県七ヶ浜町の事例から
兼城糸絵(鹿児島大学法文学部)  
◇地図にみる災害と地域
小林善仁(鹿児島大学法文学部)  
◇1914年の桜島大正噴火時と現在の地域防災比較
坂本昌弥(鹿児島県教育庁文化財課)
 
第 2 部 災害の記録と表象               司会: 桑原季雄(鹿児島大学)
◇江戸知識人の災害記録
片 龍雨(高麗大学校グローバル日本研究院)
◇1923年関東大震災と日本のビジュアル
金 容澈(高麗大学校グローバル日本研究院)
◇もののけ姫における葛藤、災難そして希望
催 鐘吉(高麗大学校グローバル日本研究院)
 
第 3 部 災害の地政学                 司会: 萩野誠(鹿児島大学) 
◇地域を越えて:東アジア安全共同体の模索
宋 浣範(高麗大学校グローバル日本研究院)
◇ポスト3.11とアジアにおける地域災害復興の変容:トランス・ナショナリズムと脱地政学
金 暎根(高麗大学校グローバル日本研究院)
 
総合討論 『地域を災害と空間変容から論ずる』
                                                   司会: 丹羽謙治(鹿児島大学) 
 
 
【お申し込み・お問い合わせ】
鹿児島大学大学院人文社会科学研究科
地域政策科学専攻事務室(担当・遠矢)
〒890-0065 鹿児島市郡元1丁目21番30号
TEL/FAX:099-285-3575
E-mail:lehdoc@leh.kagoshima-u.ac.jp