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第32回日本霊長類学会大会公開シンポジウム「自然と共生する地域社会を目指して」開催のご案内

[16.07.08]

 鹿児島県には、世界でも有数の原生的な照葉樹林をもつ屋久島や、多くの固有種が生息する奄美群島など、貴重で豊かな自然が残されており、屋久島は日本初の世界自然遺産に登録され、奄美群島も数年後には登録される見込みです。これは、人々が地域の自然や文化を大切に守りながら、暮らしを営んできた証と言えるでしょう。そして、研究者や関係団体、行政もまた、地域の住民と手を携えて、生態系保全に関する様々な課題に取り組んできました。
 しかし、いま、「自然と共生する社会」はあらたな局面を迎えています。本シンポジウムでは、自然を守りながら地域社会が発展するために、わたしたちは何ができるか、何をすべきか、これまでの道のりを振り返りながら、地域社会の将来について考えます。
 
【日時】平成28年7月17日(日) 13時15分〜16時15分
 
【場所】鹿児島大学稲盛会館(郡元キャンパス)
 
【対象者】どなたでもご参加いただけます
 
【内容】
「サルと歩いた屋久島―研究と保全の半世紀」
 ・山極 寿一氏(京都大学総長)
「どんな自然生態系をどうやって守るのか考えよう!」 
 ・揚妻 直樹氏(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター和歌山研究林長)
「奄美大島における海洋生物の保全と活用」 
 ・興 克樹氏(奄美海洋生物研究会/奄美クジラ・イルカ協会会長)
「薩南諸島の生物多様性に関する教育と研究及び社会連携」 
 ・河合 渓氏(鹿児島大学国際島嶼教育研究センター長)
「生物多様性鹿児島県戦略~鹿児島の自然環境保全の現状と課題」 
 ・長田 啓氏(鹿児島県自然保護課課長)
 
パネルディスカッション  コーディネーター:湯本貴和氏(京都大学霊長類研究所所長)
 
※事前申込不要・参加費無料
※託児室あり(要問い合わせ)
 
【後援】鹿児島大学、鹿児島県、鹿児島市
 
【お問い合わせ先】
第32回日本霊長類学会大会事務局
大会実行委員長 藤田志歩(鹿児島大学共同獣医学部)
電話/FAX:099-285-3507
Email: info@psj32.com
 
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