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第2回稲盛アカデミーシンポジウムを開催

[記事掲載日:15.09.24]

 9月12日(土)、稲盛会館において、第2回稲盛アカデミーシンポジウム「経営哲学の浸透―JAL再生を題材として―」が、盛大に開催されました。(参加者217名)
 はじめに、吉田浩己稲盛アカデミー長より、前田芳實鹿児島大学長、永井義美理事(財務担当)及び講演者の紹介があり、引き続き「これまでは社会人向け履修証明プログラム“稲盛経営哲学プログラム”を実施するなど地域社会における人材育成に力を入れてきましたが、より広く多くの方々にも稲盛経営哲学を学んで頂くために、公開シンポジウムを企画しました」との挨拶が行われました。
 
 シンポジウムの第1部では、名誉アカデミー長の稲盛和夫氏が日本航空(JAL)を再建された過程を綿密に取材し、『JAL再生』(日本経済新聞出版社)を著された、引頭麻実鹿児島大学稲盛アカデミー客員教授(大和総研常務執行役員)が、「なぜ人は、企業は変われたのか~JAL再生における稲盛経営哲学の浸透~」と題し、JAL再生の過程について基調講演を行いました。
 引頭氏は、スライド資料を示しながらJALの再生プロセス及び稲盛経営哲学の実践について説明し、最後に「経営哲学の浸透に必要なことは、リーダーが①ぶれない ②繰り返し、繰り返し、根気よく ③一人ひとりが考える ④一人ひとりが腑に落ちる ⑤メンバーの変化を支える。実践させる ⑥思い違いがあれば、本気で怒る(叱る) ⑦リーダー自身も学び続けることが大事と7つの条件を挙げられました。
 後半のシンポジウム第2部では、吉田健一准教授の司会で、引頭氏、大田嘉仁氏(鹿児島大学稲盛アカデミー客員教授・京セラ株式会社取締役執行役員常務)、安嶋新氏(日本エアコミューター株式会社代表取締役社長・日本航空執行役員)、地元鹿児島の企業経営者松﨑秀雄氏(インフラティク株式会社代表取締役社長・盛和塾鹿児島)の4人をパネリストに、JALの事例を題材にしつつ、経営者の経営哲学の組織への浸透などをテーマに活発なパネルディスカッションを行いました。
 討論は盛り上がり、会場からの質疑を受け、盛況のうちに閉会しました。
 
(写真上:吉田稲盛アカデミー長による挨拶)
(写真中:引頭氏の基調講演)
(写真下:シンポジウム第2部の様子)
※写真はクリックすると拡大表示されます
 

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