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連合農学研究科の吉田朋弘さんが日本初記録の魚を命名

[記事掲載日:16.12.15]

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 大学院連合農学研究科の学生で、総合研究博物館本村浩之教授の研究室で博士研究を行っている吉田朋弘さんが、メギス科の日本初記録種Cypho zapsを報告し、新標準和名“ドナンメギス”を命名しました。
 この魚は沖縄県与那国島の水深20~26 mから3個体が採集されました。本種はこれまで日本から標本に基づく記録がなかったため、和名もありませんでした。そのため、与那国産の標本に基づき新標準和名としてドナンメギスが命名されました。ドナンとは与那国島における同島の方言名です。
(写真:ドナンメギスCypho zaps)
 
 吉田さんの論文は2016年11月25日発行の英文国際誌Species Diversityに掲載されました。
Yoshida, T., K. Koeda and H. Motomura. 2016. First Japanese specimen-based records of Cypho zaps (Perciformes: Pseudochromidae) from Yonaguni-jima Island, the Yaeyama Islands. Species Diversity, 21 (2): 171-175.
 
【関連ページ】
本村浩之 総合研究博物館教授ホームページ
(その他→発表した日本初記録種/発表した新分類群)