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法文学部法経社会学科の大前研究室所属学生による小学校出前授業

[記事掲載日:17.07.21]

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 法文学部法経社会学科経済コースの大前研究室(経営学、環境経営)では、エコスイーツ活動として知られているユニークな環境活動を進めています。7月18日、この活動の一環として、鹿児島市立皇徳寺小学校6年生を対象に、研究室所属学生が出前授業を実施しました。
 
 多数の市民を巻き込みながら生ごみをアップサイクル(より高付加価値な商品へのリサイクル)しようとするエコスイーツ活動は、2011年度から取り組みが始まり、2017年度で7年目を迎えています。環境大臣賞2回の他、毎日地球未来賞奨励賞など、多数の受賞歴を誇っています。
 
 エコスイーツ活動では、環境に関心の薄い層や子どもたちを活動に多く巻き込むことを重視しています。具体的手法の1つとして市民デザインがあり、これは小学生達に描いてもらったスイーツデザインを本物のエコスイーツとして商品化させる取り組みです。鹿児島市内洋菓子店「ボヌール」が皇徳寺小学校とコラボすることとなり、市民デザインをクラス毎に描いてもらうため、大学生が小学生を対象に出前授業を提供したものです。
 
 研究室に所属したばかりの2年生が授業を担当し、エコスイーツ活動の特徴を説明、さらにグループワークとしてエコスイーツのデザインを小学生に考案してもらう授業となりました。デザイン画は、最終的にはクラス毎に1つにまとめられ、10月からの店頭での販売を待つこととなります。
 
 小学生達は5年次に大前慶和教授の出前授業を受けており、エコスイーツ活動の起点であるダンボールコンポスター(ダンボール箱を利用した生ごみ処理装置)を経験していました。その経験が社会でどのように活用されているのかを知り、2016年度に販売された多数のエコスイーツの写真には歓声が上がりました。
 
 また、授業を担当した大学2年生からは、「ものすごく緊張したけれど、授業をやって良かった。達成感がある。しかし、周到に準備していた授業内容の幾つかは飛んでしまったのが残念。」との感想がありました。
 
 2017年度のエコスイーツは、10月1ヶ月間の販売を予定しています。なお、アイスクリームを取り扱う2店舗では、8月からの先行販売も予定されています。詳しくは鹿児島大学SCPのページ(http://imozo.leh.kagoshima-u.ac.jp/~SCP/)でご確認下さい。
 
 
(写真上:出前授業を提供している様子)
(写真下:楽しくスイーツデザインを考案中)