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公益財団法人米盛誠心育成会研究助成金贈呈式を開催

[記事掲載日:17.07.25]

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 7月13日、平成29年度公益財団法人米盛誠心育成会研究助成金贈呈式が鹿児島大学で行われました。
 同研究助成は、公益財団法人米盛誠心育成会から、鹿児島県の資源、風土に立脚し、基礎的・学術的に優れた研究に対し研究助成金が贈られるものです。今年度は、新規5件、継続4件の研究が選考されました。
 
 贈呈式では、米盛庄一郎米盛誠心育成会理事長から研究者へ研究助成金目録が贈呈され、「研究助成金としては少額ですが、鹿児島大学など地元研究機関の方々の支援ができますことを、大きな喜びと致しますとともに、当財団の支援が呼び水となり、さらに国レベルの支援に結びつくことを願うものであります。皆さまの地道な研究が実を結び、その成果が広く普及することによりまして、鹿児島の発展に寄与することを願っております」と挨拶がありました。
 続いて、前田芳實学長から、「平成4年からの永きにわたるご支援に心より感謝します。今回、助成対象となった研究テーマは若手の研究者が代表者となっており、地域社会と密接に関連するものとして、鹿児島県の産業の発展に大いに貢献するものと期待されます。米盛誠心育成会の皆様方には今後ともご指導、ご支援を賜りますようお願いいたします」と謝辞が述べられました。
 
 助成対象者を代表して柿沼太郎准教授から、「研究助成をいただき感謝いたします。研究分野に貢献し、鹿児島、日本、そして世界のためになることを信じて日々研究に精進します」と謝辞が述べられました。最後に、藤田晋輔米盛誠心育成会理事から選考経過についての講評がありました。
 
(写真上:米盛理事長から助成対象者へ研究助成金目録を贈呈)
(写真下:米盛理事長、前田学長らと記念写真におさまる助成対象者)

 

 

平成29年度 米盛誠心育成会研究助成対象研究テーマ

(新規)

所属

グループ名・課題名・研究者名(代表者名)

農学部

麴菌研究グループ(4名)
「白麴菌のクエン酸生産機構の解明とその制御に向けた基礎研究」
代表: 二神 泰基 准教授

理工学研究科
(工学系)

機能性セラミック材料グループ(5名)
「焼酎滓バイオガスの電気化学改質による水素合成と二酸化炭素分解」
代表: 下之薗 太郎 助教

理工学研究科
(工学系)

肥後研グループ(2名)
「金属蒸着角形ガラス棒による温度と屈折率の同時測定が可能なセンサーシステムの構築」
代表: 満塩 勝 助教

理工学研究科
(工学系)

日韓街並み研究会(4名)
「地方都市の街なみ保存及び活用に関する国際比較研究―鹿児島県と全羅道の事例調査」
代表: 朴 光賢 助教

理工学研究科
(工学系)

河川津波研究グループ(2名)
「鹿児島県の河川を遡上する津波の数値解析」
代表: 柿沼 太郎 准教授

 

(平成28年度からの継続)

所属

グループ名・課題名・研究者名(代表者名)

農学部

農学部応用分子微生物学グループ(2名)

「カツオに生息する有用微生物の獲得」

代表: 鶴丸 博人 助教

理工学研究科

(工学系)

環境反応工学・単位操作研究グループ(2名)

「新規卵白粉末の開発と機能強化に関する研究」

代表: 中里 勉 准教授

理工学研究科

(理学系)

(個人)

「臭素系難燃剤を含む電子機器プラスチック廃材のリサイクルに関する研究」

オルシェク・シルビア・イザベラ 特任助教

理工学研究科

(理学系)

(個人)

「南九州や島嶼地域に自生する陸生・水生ホタルの遺伝子多様性解析」

加藤 太一郎 助教