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【法文学部】法経社会学科法学コース憲法ゼミ 大崎町にて出前授業を実施

[記事掲載日:17.10.04]

 2017年9月28日、法文学部法経社会学科法学コース憲法ゼミが大崎町の菱田小学校と持留小学校に出前授業を実施しました。

 本出前授業は、法文学部と大崎町とで締結された協定に基づき実施されたものです。

 菱田小学校では「町おこし」をテーマに授業を行いました。「町おこし」とは何か、なぜ「町おこし」をする必要があるのか、他の自治体ではどのような取り組みがあるのかなどを話した後に、大崎町に「大崎ファーム夢ランド」というテーマパークを作るとしたら、どんなアトラクションを作ったら魅力的か、を子どもたちと一緒に考えました。大崎町の名物であるパッションフルーツを使ってパッションフルーツの種飛ばし大会や、うなぎの解体ショーといった、子どもならではの発想で様々なアトラクションを考えてくれました。

 持留小学校では「自己決定権」というテーマで授業を行いました。憲法とは何か、という話から始まり、つづいて「自己決定権」について学校の校則を手がかりにして、問題を考えました。熊本で実際に問題となった髪型規制を使い、子どもたちと一緒に規制の根拠を考えたり、その根拠の妥当性を考えたりしました。裁判所では、清潔さの維持や人間関係を円滑にするといった理由が認められましたが、子どもたちからは「毎日洗えば長髪でも清潔である」とか「仲良くなるかどうかは髪型に関係がない」といった意見も出て、活発な議論がなされました。

 子どもたちにとっては普段とは違い、大学生が授業をしたことで、新鮮な気持ちで授業に取り組めたと思いますし、学生にとっても教えることの難しさや、普段接することの少ない小学生との交流を通じて、いろんなことを学ぶことのできた1日となりました。

 

(写真上:菱田小学校での1コマ)

(写真下:持留小学校での1コマ)

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