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KDDI株式会社取締役会長 小野寺 正氏を講師に迎え講演会を開催

[記事掲載日:18.01.30]

 1月25日、鹿児島大学では、KDDI株式会社取締役会長の小野寺 正氏をお招きし、稲盛会館(キミ&ケサメモリアルホール)で、「鹿児島大学への期待」と題して特別講演会を開催し、教職員約200名が熱心に聴講しました。
 
 講演に先立ち、前田芳實学長から「小野寺会長におかれましては、大変お忙しい中、鹿児島大学のためにご講演頂き、お礼申し上げます。本日の講演会を通して、本学の大学改革が一層の活性化及び推進されることを祈念いたします。」と挨拶がありました。
 
 講演では、アナログ時代からデジタル時代への変革の中で競争力を失った我が国の状況について「見えるモノづくり」と「見えないモノづくり」という観点から説明があり、ソフトウェア人材の育成が急務であることや第4次産業革命(サイバー革命)に伴う国家主権の変化など、小野寺氏のこれまでの経験を交えながらの話しがありました。
 また、「高齢化社会や人口減少などは地方から始まり、その中でも離島は、自然資源が保持され持続可能性のモデルとなる。世界の人口は76億人から2030年には86億人へ増加し、食糧不足の時代を迎える。」など日本の課題についても説明があり、このような社会環境の中で小野寺氏は、前田学長が鹿児島県の全市町村を訪問し、地域の課題の解決に取り組んでいることにふれ、「大学自ら鹿児島の課題を全学で洗い出し、取り組むべき課題を絞り込み公表することが大事です。教育も地方から変えられることを鹿児島大学に期待しています。」と激励の言葉を述べられました。
 この講演を聴講し、改めて本学が果たすべき役割について考える貴重な講演となりました。
 
 
(写真上:前田芳實学長の挨拶)
(写真中:講演をされる小野寺氏)
(写真下:講演会の様子)
 

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