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離島・へき地で活躍する医療人材を養成 地域での暮らしを最期まで支える人材養成プログラムの修了式

[記事掲載日:18.03.14]

 鹿児島大学医学部では、文部科学省の「課題解決型高度医療人材養成プログラム」事業として採択された「地域での暮らしを最期まで支える人材養成-離島・へき地をフィールドとした教育プログラム-」の履修証明プログラムの一つであるアドバンスコース第1期生の修了式が3月8日に行われました。
 
 式には修了生13名が出席し、河野嘉文医学部長から修了証書が授与され、続いて、鹿児島県看護協会の田畑千穂子会長から、「鹿児島県は離島・へき地の超高齢化、医療資源の不足など日本がこれから直面する医療・介護問題を先駆けて抱えています。それらの課題を解決する人材として活躍を期待しています」と祝辞が述べられました。
 
 同プログラムは、平成26年度の事業採択より始まり、島嶼・地域ナース育成センターが、学部生を対象とし新卒3年までに地域ケアの基礎的能力の修得を目指した「ベーシックコース」と、臨床経験3年以上の看護師が現在の職場で働きながら、地域での看取りまで見据えた看護が提供でき、多職種の中でリーダー的役割を担う人材を育成する「アドバンスコース」を開講しています。
 
 式の最後に修了生を代表して熊迫智枝さんが、「病院中心の看護を提供していた私にとって、地域の場に入る体験は貴重でした。地域での暮らしや看取りを最期まで見据えた看護の提供で、地域に貢献していきたい」と決意を述べました。
 
 
(写真:修了式に出席した受講生と河野医学部長、木佐貫彰島嶼・地域ナース育成センター長ら)
 
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