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鹿大生が町内会の活性化へ向けて提言!-法政策論・行政法務論ゼミ

[記事掲載日:19.02.04]

 法文学部法経社会学科の法政策論・行政法務論ゼミでは、3年ゼミ生がゼミ活動の一環として、鹿児島市が実施する「町内会パワーアップ事業」に協力しています。
 ゼミ生たちは、これまで、町内会での活動に実際に参加し、その役員などから町内会の現状を伺うなどしてきました。そのうえで、若者の加入率の向上や行事への参加の促進など町内会がかかえる課題に対して、町内会の方々とワークショップを開催しました。その成果が今回の提言です。
なお、提言の概要は次のとおりです。
【1】町内会の企画や運営に参加する仕組みづくりについて
①地域の大学と連携する。
②夏祭りなどで若者専用のブースを設ける。
③就活に役立つなど学生の関心が高いイベントを行う。
【2】町内会活動の周知および啓発について
①大学の授業の一環として町内会とのかかわりを持つ。
②大学のホームページに町内会のHPなどをリンクする。
【3】若者の加入促進策について
加入の特典を学生生活に直結したものとする。
【4】町内会運営の見直しについて
①クラウドファンディングを募る。
②20~30代の若者に完全に委託するイベントを実施する。
③参加報酬のあるイベントを開催する。
 今回の活動のリーダーを務めたゼミ長の児島優香さんは、「実際に広木町内会の活動に参加し、町内会長から直接、町内会の現状や抱える問題点についてしっかり学ぶことができました。また、町内会が地域防災をはじめ大きな役割を果たしており、若者の力を必要としていることもよくわかりました。今回は、こうした体験や現実の課題を踏まえたうえで提言ができたと思います」と、手応えを感じていました。
 ゼミ生にとって、実際に町内会の様々な活動に参加し、町内会の役員の方々と議論を交わしたことは、地域コミュニティを理解するための貴重な機会となりました。また、町内会の活性化に向けては、役所だけではなく、若者そして、大学など地域の諸機関も互いにアイデアを出し合い、協働して問題を解決する必要があることを強く実感する機会にもなりました。
(写真上:ワークショップ中の大野さん(右)、児島さん(左))
(写真中上:町内会の役員の方と議論をする黒田さん(左))
(写真中下:町内会の役員の方と議論する児島さん(左))
(写真下:最終提言を手に。左から、児島さん、吉松さん、黒田さん、梅木さん、大野さん)
※写真は、1月末に開催された最終回のワークショップ及び提言の様子
※これまでのワークショップの様子はこちら

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