「進取の精神学生表彰」優秀賞等の受賞者が決定

[記事掲載日：19.03.20]

尾林莉咲さん（歯学部4年）が優秀賞、法文学部学生団体「CSR」および歯学部女子バレーボール部が準優秀賞を受賞

　2月27日、平成30年度進取の精神学生表彰選考委員会が開催され、受賞者候補者となった学生及び学生団体が、プレゼンテーションと質疑応答に臨みました。候補者となったのは、CSR、尾林莉咲さん、歯学部女子バレーボール部の1名・2団体（計3組）です。

　この表彰は、本学の学生憲章の趣旨に即し、困難な課題に果敢に挑戦する「進取の精神」を実践し、優れた活動実績や業績等を収めた学生及び学生団体を表彰するもので、平成23年度から実施しています。平成30年度は17組の学生及び学生団体が表彰の対象になりました。その中でも、極めて顕著な成果等を認めた表彰者については、学長から優秀賞等が授与されます。本選考委員会は、この優秀賞等の受賞者を決定するためのものです。

　3組によるプレゼンテーション及び質疑応答の後、選考委員会による選考会議を経て、尾林さんが優秀賞、CSRと歯学部女子バレーボール部が準優秀賞に決定しました。受賞理由は以下のとおりです。

　表彰式では、3組の受賞者から、受賞の感想が語られるとともに、お世話になった教員や、支えとなった方々への感謝の意が述べられました。なお、優秀賞に選ばれた学生の氏名は、附属中央図書館内のプレートに刻印され、その功績が長く称えられることになります。

　最後に、選考委員の一人である清原貞夫教育担当理事から、「プレゼンテーションはもちろん、その後の質疑応答も大変活発で、例年以上に大変素晴らしい選考会でした。」と総評がありました。

●受賞者及び受賞理由

【最優秀賞】該当なし

【優秀賞（1名）】尾林莉咲さん（歯学部4年）

受賞理由：「『進取の精神』の実践」として、「第2回かぎん未来想像プランコンテスト」に応募したプラン内容が高く評価された。尾林さんのプランは、訪問診療を必要とする「患者」と「歯科医師」をマッチングさせるシステムを構築し、運用を目指すというもの。歯学部での学びや歯科助手としてのアルバイト経験から生み出されたこのプランは、コンテストで大賞の「未来創造プラン大賞」を受賞した。

選考委員の質問に答える尾林さん

【準優秀賞（2団体）】

●CSR（発表者：濱田快斗さん、浦郷桜弥花さん、岡本侑樹さん、中村大河さん、宮﨑花梨さん［全員法文学部2年］）

受賞理由：CSRは法文学部法経社会学科地域社会コースの学生を中心に結成された学生団体。「CSRの取り組み～地域と若者を繋げる取り組み～」として、本学に隣接する中洲校区において、地域の子育て世代・子ども・若者の社会参加・参画を促すための方法論の開発等を行ってきたことが評価された。また、CSRが企画立案して開設した、映像を活用して地域をアピールする「中洲コミュニティ放送局」が、同校区のまちづくり計画の一つとして位置づけられるまでになったこと等も評価された。

CSR；CSR Circle of Students and Regionの略。

プレゼンテーションを行うCSRの皆さん

●歯学部女子バレーボール部（発表者：伊地知南海さん［歯学部4年］、林琴音さん［同3年］）
受賞理由：「復活！歯学部女子バレーボール部」として、2018年、全日本歯科学生総合体育大会で約20年ぶりに優勝したこと、及び優勝に至るまでの取組みが評価された。同大会は、全国から述べ6,739人の学生が集う、歯科学生にとって最大の体育大会。同部は、2010年頃から予選リーグ敗退が続いていたが、2016年から部一丸となってチームを立て直し、負けることが当然となっていたチームを「勝ちにこだわる」チームへと成長させた。そして2018年、地元鹿児島での第50回大会において優勝の栄冠を得た。

会場からの質問に答える林さん（左）、伊地知さん

●選考委員（6名）

鹿児島大学：学長、理事（教育担当）

学外有識者：江口正純氏（鹿児島大学同窓会連合会会長）、宮原隆和氏（株式会社エルム代表取締役）

学生委員：假屋咲紀さん（法文学部3年）、佐藤鴻成さん（水産学部4年）

表彰式の様子

トピックス：教育・学生

「進取の精神学生表彰」優秀賞等の受賞者が決定