トップページトピックス:教育・学生教育学部の学生が奄美大島での「学校環境観察実習」報告会を実施しました

教育学部の学生が奄美大島での「学校環境観察実習」報告会を実施しました

[記事掲載日:19.10.11]

 10月3日、教育学部にて令和元年度「学校環境観察実習」報告会を実施し、奄美大島での実習を終えた学生が報告を行いました。
 
 離島が多い鹿児島県で教員となった場合、離島での赴任は避けては通れませんが、教育学部の学生の中には、鹿児島県出身であっても離島に行った経験がなく、離島赴任に不安を抱く者が多くいます。一方で、ゼミや卒業研究、個人の旅行等で離島を訪れた経験のある学生は、離島の良さに気づくことができ、赴任の不安が軽減される傾向にあります。
 
 このような現状をふまえ、教育学部では、離島における学校教育の観察と体験を通し、学習動機の向上を図ること、また離島赴任の不安軽減等を目的として、例年、集中講義「学校環境観察実習」を実施しています。奄美市教育委員会等の連携協力のもと、今年度は9月2日~7日に実施し、教育学部2年生40名が参加しました。
 
 報告会では、学生自ら作成した資料をもとに、班ごとに報告を行いました。離島の各校を実際に見て学んだことや、複式学級(*)での取組みを紹介したり、学生自身が感じた離島教育の課題についても話しました。
 
 芦花部小中学校(奄美市)を訪れた学生は、地域の住民が教育に携わる様子を目の当たりにし驚いたといい、「大規模校では難しいと思われる取組みもあり、互いが支え合って成り立っていると感じた」と感想を述べました。また、「離島赴任にネガティブなイメージを抱いていたが、実習を経てイメージが変わった」と話す学生もいました。
 
最後に関係機関による講評をいただき、報告会は終了しました。
 

191004gakkoukansatsu_edu_pic01.jpg191004gakkoukansatsu_edu_pic02.jpg

報告会の様子
 
 
●実習機関
佐仁小学校(奄美市)
芦花部小中学校(奄美市)
知根小学校(奄美市)
諸鈍小中学校(大島郡瀬戸内町)
薩川小学校(大島郡瀬戸内町)
 
(*)複式学級…2つ以上の学年をひとつにした学級のこと