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学生海外研修「進取の精神海外研修inベトナム」を実施しました

[記事掲載日:19.10.16]

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 向上心をもって自ら困難に立ち向かう態度(進取の精神)を養い、グローバルな視野をもち、国際社会の発展に貢献できる実践的な能力を育むことを目的に、8月17日~8月24日に、学生海外研修「進取の精神海外研修inベトナム」(主担当教員:稲盛アカデミーベトナム事務所長 山口 明伸)を実施しました。

 本研修では、約一週間のベトナム研修に加えて、事前学習、および帰国後の報告会を実施しました。事前学習では、渡航先となるベトナムの地理・歴史、文化、経済、さらに日本との関わり等、基本的な情報を調査しました。また、帰国後に実施した報告会では、ベトナム滞在中の経験を改めて整理し、学生の自己評価を含めて得られた成果を取り纏めました。

①歴史と文化(訪問先:旧市街地、文廟、寺院、オペラハウス等)
 ベトナムの学生との市内や文化施設の見学や、オペラハウスでのコンサート等、さらに、シンポジウムでの学生による英語プレゼンを含む発表等を通じて、日本とベトナムおよびアジアの歴史と文化に対する相互理解を深めた。

②教育と行政(訪問先:現地中学校、在ベトナム日本国大使館、ベトナム社会科学院等、JICA)
 現地学生との交流に加え、日越の教育システム違いと類似点を学んだ。また日本への留学を目指す学生と交流し、彼らの高い向上心と意欲に刺激を受けた。また、JICA訪問では、ベトナムの経済発展における日本の支援状況を理解すると同時に実際の現場を見学した。さらに、日越間の外交上の現状と課題、アジアを含む世界情勢における日本の役割等について、在ベトナム日本大使から直々の解説を受けた。

③産業や環境
 ベトナムの農業、工芸等を見学・体験することで、村や集落の単位による伝統的運営方法を学び、その利点と課題について考えた。一方、最新設備の日系企業を見学し、最先端のIT関連機器の仕組み、構成部品の製造方法や効率的な生産システム等を学んだ。さらに、現地特有の労使問題や、企業理念に基づく運営手法、環境保全への取り組み等についても理解を深めた。

<学生の主な自己評価>
  • 現地を訪問することで、事前学習では分からない、文化や考え方の違いを実体験した。
  • コミュニケーション能力として、語学力だけでなく「伝えようとする気持ち」を持つことの重要性を実感した。
  • 多様な文化の理解と、グローバルな視点を持つことの重要性を再認識した。
  • 進取の精神の意味や今後の生き方を改めて考える機会となった。

 

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現地学生との交流の様子
 

 

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研修中の様子