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【法文学部】鹿児島市長と学生の意見交換「市長と語る会」を開催

[記事掲載日:21.07.15]

 

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 7月15日、法文学部では、法文アドバンスト科目Ⅰ「まちづくり論」において、下鶴 隆央鹿児島市長をお招きし、学生ら29名との意見交換を行う「市長と語る会」を開催しました。
 
 同科目は、平成19年に本学と鹿児島市が締結した、それぞれの人的、物的資源を活かし、協力して地域社会の発展に寄与するための包括連携協定に基づくプロジェクトの一環として開講されました。昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により開講中止となりましたが、本年度で8年目となります。
 同科目の講義は政策の概説でとどまるものではなく、鹿児島市の各政策担当課の職員に現実の問題点や課題についての講義を行って頂き、学生がそれらの処方箋となるアイデアの提供を行うことが特徴です。これまで講義を経てきた学生らは、グループ議論を重ね、本会での課題解決に向けた政策提言に臨みました。
 
 
 
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学生の政策提言の様子
学生らは様々な行政の課題に対し、ゲームやQRコード、SNS等を用いたアイデアを発表
 
 
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 下鶴市長は学生のアイデアに対しての質問や意見、行政を担う立場からの思いを述べてくださいました。
 
 
 
 学生らの政策提言を聞いた下鶴市長は、閉会のご挨拶にて、「大切なことは2つ。聞き取りから得られた情報で仮説を立て、それを数字でみせて人々を説得すること。なるべく費用をかけないインセンティブで、対象の方にやってもらいたい行動をとってもらうための方法を考えること。この視点は、これからも忘れないでいて欲しい。今日提案されたアイデアは、持ち帰り関係者へ伝えて検討する。」とコメントされました。
 政策提言を終えた学生へのインタビューでは、「下鶴市長からのお話でもあったように、一番難しく感じたのは費用の面。なるべく費用の負担を減らすよう考えたつもりであったが、実現可能な案にするためにはまだ足りないところがあると気づくことができた。」と、前向きに学ぶ姿が見られました。
 
 
 なお、令和3年度からは同科目の受講生のうち、8名程度が講義の学習と接続した形で鹿児島市でのインターンシップを行い、その経験をもとにプレゼンテーションを行う予定です。
 リアルな行政に触れて沢山学び、これからの鹿児島を若さと豊かな感性で盛り上げてくれることが期待されます。