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【教育学部附属小学校】タブレットで学校と家庭の学びをつなぐ
[記事掲載日:21.07.14]
令和3年度より、教育学部附属小学校では、児童1人に1台ずつのタブレットを持ち帰らせ、学校と家庭での切れ目のない学習スタイルを目指す取組を開始しました。
本取組を実践しているのは、同校にて算数の授業を担当する、三宅 倖平教諭。
夕方16時頃にクラウドサービス・ロイロノートを通じて児童へ家庭学習用の問題を提示、児童は自宅で解いて返信します。三宅教諭は、児童の回答をもとに、児童らの理解度や疑問点を把握し、翌日の授業構成へと反映させます。
実際の家庭学習問題
児童らの回答はクラウド上で確認できる
タブレットも自転車と一緒なのだと話す三宅教諭。
「自転車の乗り始めは広場で練習するように、タブレットも学校という安全な場所で練習する。
失敗も経験も児童の学びになるはず。」とコメント。
三宅教諭は、「これまで、学校での授業と家庭での学びがぶつ切りになっているように感じていた。宿題は楽しくないもの、というイメージもある。本取組を始めてから、児童自ら家庭学習問題を早く出して欲しいと意欲的になった。”場所に拘らず学び続ける”という経験を通して更に成長して欲しい」と語りました。
児童からも、「タブレットを使うと思うと、どんどんやる気がでてくる。」「分からないところはクラスメイトとチャットをし、教え合うことができる。」と家庭での学習に前向きな様子が伝わってきました。
なお、本取組は現在5年生以上の算数の授業でのみ行っていますが、令和3年度の夏季休業中の課題については科目を問わず、同校全児童819名へとデジタル化された課題を配信し、タブレット端末の持ち帰りによる学習を進める予定です。
教育学部附属小学校では、これらの取組を通して、県内外の学校に置けるICT活用の促進に寄与していくこととしています。
家庭学習の回答をもとにした授業の様子
同校三宅教諭の取組の詳細につきましては、こちらよりご覧頂けます。
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