トップページトピックス:教育・学生【法文学部】大崎中学校コミュニティースクールで講座を企画実施

【法文学部】大崎中学校コミュニティースクールで講座を企画実施

[記事掲載日:22.12.27]

  • topics-SDGs-04
  • topics-SDGs-17

20221227oosaki00.jpg

 12月10日、法文学部法経社会学科地域社会コース酒井ゼミでは、大崎町中学校コミュニティースクール土曜授業で学生による講座を実施しました。実施した講座は、キャリア支援、多文化共生、そして異文化理解(ブラジル)の3つです。
 講座を企画・実施した学生からは以下の感想が寄せられました。

多文化共生講座


学生A:
 中学生の皆さんが、大崎町で暮らす外国人技能実習生と交流を始められる第一歩になればという思いで今回の講義を企画しました。主な内容としては、外国人技能実習生についてと外国人と交流する際の言語として活用できるやさしいにほんごの紹介を行いました。やさしいにほんごという言語は、思いやりの心を持つことで使うことのできる言語だと思っています。だからこそ、中学生の皆さんにこの言語に関する心構えや大切なことを知ってもらったこと自体が大きな成果だと感じています。
 最後の感想の共有では、「技能実習生に会った際には、ゆっくりと区切りをつけてなどやさしいにほんごを意識して話しかけてみたい」という声をいただきました。私たちが伝えたかったことが伝わったような気がして、「やってよかった」と心から思い、内心ガッツポーズでした。

学生B:
 コミュニティー・スクールでは、主に「技能実習生」や「やさしい日本語」に関することを中学生の皆さんと一緒に学び考えました。特に、やさしい日本語のワークをグループでした際に、中学生の皆さんが「どのように表現すれば相手に伝わりやすいのか」ということを一生懸命考えてくれたことが印象的でした。また個人的には、ファシリテーターの実践ができ良い経験になりました。このような貴重な経験をさせていただき、とても嬉しかったです。

学生C:
 先日のコミュニティー・スクールですが、とにかく楽しかったです。120分は長いなと思っていたのですが、あっという間でした。
 私自身、教える側に立つという経験が初めてでとても緊張したのですが、中学生の皆さんが積極的に参加してくれたこともあり、安心して話をすることができました。楽しんでくれたようで、終わった時には達成感でいっぱいでした。大学生と中学生が関わる機会はなかなかないので、私にとっても貴重な経験になりました。
 また、グループワークで中学生相手にファシリテーターをした経験は、色々なところで活かせそうだと感じました。個人的には、演習の内容を踏まえてしっかりとListenできたことが良かったです。

キャリア支援講座

学生D:
 今年で2回目の開催となった大崎中学校でのキャリア支援講座は、中学生へ、大学を知ることや「知ること」の重要性を提供できたのではないかと思います。講座開催に至るまでに、「大崎町には大学が存在せず、また身近に大学生がいないことから、私たち大学生が中学生と対話を通して大学を身近に感じ、将来を考えてほしい」という想いがありました。その想いがキャリア支援講座として実現し、中学生が私たちの話やプレゼンを一生懸命聞いたり、たくさんの質問をしてくれたりと、前のめりになって学ぶ姿に「やってよかった」と思いました。なかには休み時間にも大学の様子を尋ねてくれる中学生もいて、大学生と中学生の斜めの関係も築けたのではないかと感じました。大学進学をあきらめていた学生、そもそも選択肢になかった学生もいたようで、考え直すきっかけになったという感想を見た時は、言葉にできない達成感を得られました。この達成感を得られたのは、大崎町役場の方や酒井先生を初め、多くの方々の協力があり、共に活動した仲間の存在があってこそだと思います。私自身もこの経験を通して、自分の将来を考えたり、準備をする上でどのようなことが必要なのかを学ぶことができました。次回またこのような機会があるのなら、さらにパワーアップしたものができるよう、反省を踏まえて臨みたいと思います。


異文化理解講座(ブラジル)

学生E:
 これまで日本の学校を訪問する機会がなかったので、とても良い機会となりました。生徒たちや先生方の温かい歓迎と丁寧な対応には本当に驚きました。恥ずかしがり屋の私でも、生徒たちが普段ブラジルについて持っているイメージや知識などを比較したり、話すことができる環境で快適に過ごすことができて大変満足しました。そして、私がアマゾン地域について共有した際には、学生たちがちゃんと聞いてくれたことに感謝しています。
 最終的にはすべてうまくいったと思っています。とても嬉しかったです。 また機会があればぜひ参加したいです。

学生F:
Eu senti que os alunos já tinham um conhecimento sobre o Brasil e para mim, foi impressionante, porque o Brasil é um país tão distante, com a cultura e costumes totalmente diferente do Japão. Fiquei feliz em saber que eles sabiam um pouco sobre o Brasil e durante a apresentação, percebi que eles estavam interessados em querer saber ainda mais sobre nossos costumes. Foi uma experiência muito boa, porque eu pude mostrar para os alunos um pouco mais sobre o meu país.
(意訳:ある程度ブラジルについての知識を持っていると感じた中学生もいました。とても遠い国であり、文化も衣装も全く違うからこそ、それが印象的でした。ブラジルのことを少しでも知ってくれていることが嬉しく、またプレゼン中にも興味を持ってくれていることが伝わりました。中学生たちに自分の国のことを少しでもしってもらうことができ、とても良い経験になりました。)

※本事業は大崎町役場中野課長らのご協力のもと実施できました。心より御礼申し上げます。

20221227oosaki01.jpg