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鹿児島市主催「桜島火山爆発総合防災訓練」に学生16名が参加(共通教育)

[記事掲載日:23.01.11]

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※撮影のためマスクを一時的に外しています。

 1月7日、鹿児島市が主催する「第53回桜島火山爆発総合防災訓練-展示訓練」に、本学の学生が参加し、桜島での防災研究発表等を通じて、防災関係機関関係者、桜島住民、甲東中学校生徒等と意見交換しました。同訓練に参加したのは、共通教育科目「防災フィールドワーク(岩船 昌起教授・安部 幸志教授担当)」を受講する学生のうち16名です。学生らは、授業で取り組んだグループ研究の成果をとりまとめ、また、この訓練に先駆けて11月19日に実施された「桜島火山爆発総合防災訓練_島外避難訓練」参加の経験を経て、同訓練に臨みました。

 当日は、朝方に降った小雨の影響がほとんどなく、会場となる甲東中学校グランドに集まり展示ブースを設けました。展示ブースでは、これまでに積み重ねてきた「30秒間と1分間で研究内容を伝える練習」を活かし、鹿児島市長・副市長を始めとする市職員、防災関係機関関係者、桜島住民、市街地側住民、甲東中学校の生徒等の訪問者へ、桜島防災研究のポスター発表を行いました。学生らは、聞き手に応じて内容や言葉遣いを微妙に変えつつ、時間を調整して簡潔に説明を行い、質疑応答にも応えました。
 また、他機関のブースを訪れ、展示内容を見学しての意見交換や、鹿児島市職員の業務補助も行いました。学生らは、普段の学生生活ではなかなか会うことができない職種の方々と交流することより、多岐にわたる防災関連業務の内容や、防災関係機関の職務等を具体的に知ることができました。

 同訓練は、新型コロナウイルス感染症第8波の状況を鑑みて、ここ数年は一般見学を中止等し、規模を縮小して開催されてきました。今回も感染症対策を強化し参加者を限ってのものでありましたが、それでも、鹿児島市職員・鹿児島県職員・消防・警察・自衛隊・救急医療関係者・住民(桜島二俣町・桜島松浦町、山下・松原校区)・甲東中学校生徒等の約500名が参加し、大変有意義な訓練となりました。


学生によるポスター発表

■「噴火発生時に桜島住民が確実に情報を得る手段」
 曽山 泰翔(工学部3年)・内山 優士(工学部1年)・石本 侑也(工学部1年)

■「バーコードによる避難者確認の問題点と改善案」
 坂下 大和(工学部1年)・中野 世心(工学部1年)・井谷 颯椰(工学部2年)・北村 結衣(法文学部3年)・長野 史歩(法文学部3年)

■「桜島地域における島外避難を考える」
 梶原 こころ(理学部1年)・党かい 亮(理学部3年)・樺木野 裕斗(農学部1年)・國生 晴菜(農学部1年)

■「災害時に島民の避難抵抗を下げるために」
 木村 亮也(工学部1年)・金城 伶和(工学部1年)・東浦 一樹(工学部1年)・楢﨑 貴輝(工学部1年)

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研究成果ポスター縮小版を配布

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鹿児島市長・副市長へ説明(鹿児島市提供写真)

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鹿児島県危機管理防災局長へ説明

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「フレンズFM762/鹿児島シティFM」の取材を受ける(鹿児島市提供写真)

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甲東中学生徒へ説明

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鹿児島市職員の指示を聴き、受付・炊き出し等を業務補助する

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国土交通省大隅河川国道事務所ブースでのVR体験・情報交換