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【法文学部】「まちづくり論」鹿児島市長を招いて「市長と語る会」を開催

[記事掲載日:23.07.19]

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 7月13日、法文学部では、法文アドバンスト科目Ⅰ「まちづくり論」において、下鶴隆央鹿児島市長をお招きし、学生との意見交換を行う「市長と語る会」を開催しました。

 同科目は、平成19年に本学と鹿児島市が締結した、それぞれの人的、物的資源を活かし、協力して地域社会の発展に寄与するための包括連携協定に基づくプロジェクトの一環として開講され、本年度で9年目となります。
 同科目の講義は政策の概説でとどまるものではなく、鹿児島市の各政策担当課の職員に現実の問題点や課題についての講義を行っていただき、学生がそれらの処方箋となるアイデアの提供を行うことが特徴です。今年度は、平成の大合併により鹿児島市と合併した旧吉田町の地域活性化、若者の地域定着のための雇用促進という二つのテーマについて、これまで講義を経てきた学生たちがグループ議論を重ね、課題解決に向けた政策提言に臨みました。

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さらに提言発表の後、芸術やスポーツなどの文化施設の問題、選挙における投票率低下に対する対応などについての学生からの質問をめぐって、下鶴市長との意見交換がなされました。下鶴市長は、閉会のご挨拶にて、「本日いただいた提言については市としてきちんと受け止めて市政に活かしていきたい。」とコメントされるとともに、「政策については色々な意見があり、その中には反対の意見もある。時には心が折れそうになる時もあるが、仕事を進めるうえで重要なのは何とか実現したいという熱量なのではないか」と述べられました。

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 政策提言を終えた法文学部2年の上さんは、「若者の視点に立った提言を直接市長に伝えるよい機会になった。」、法文学部4年の川越さんは「市長が言われた熱量という言葉が印象的で、今後社会人として生きていくうえでの参考になった」と話しました。

 リアルな行政に触れて沢山学び、これからの鹿児島を若さと豊かな感性で盛り上げてくれることが期待されます。