トップページトピックス:教育・学生【キャリア】課題解決型インターンシップ/キャリア実習 事前講座を開催

【キャリア】課題解決型インターンシップ/キャリア実習 事前講座を開催

[記事掲載日:23.07.27]

  • topics-SDGs-08

 キャリア形成支援センターでは、令和5年度の「地域キャリア・インターンシップ/地域キャリア実習およびかごしま課題解決型インターシップ/キャリア実習」(以下、課題解決型インターンシップ)に参加する学生を対象に、計8回の事前講座を開催しています。鹿児島大学が取り組む課題解決型インターンシップは、県内企業や自治体、鹿児島商工会議所と連携し、地域の現状や可能性について理解し、協働して地域的課題に取組むプログラムです。令和5年度の課題解決型インターンシップは、県内の企業や自治体から35のプログラムを提出いただき、学生は現時点での自分の社会人基礎力を考慮しながら、就業体験で特に身に付けることができる活動先を選びエントリーしました。その後、エントリーシートの提出と事前面談などの選考を経て、28のプログラムに77名の学生が参加することが決定しました。

 7月15日(土)、4回目(3限)・5回目(4限)にあたるこの日の事前講座では、学生は初めて顔を合わせる機会として、インターンシップ参加先ごとに分かれてチームビルディング(ペーパータワー)を行い、信頼関係の構築やチームの結束力、一体感を持って目標に向かうことの重要性を体感してもらいました。さらに、各自が課題解決型インターンシップに臨む目的や抱負を言語化し、それをチーム内で宣言することで個人の達成意欲が向上し、メンバーも協力者となってより強固なチームづくりができるよう他者理解を図りました。講師を務めたキャリア形成支援センターのスタッフからは、「One for all, all for one(一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために)という気持ちで課題解決に取組んできて欲しい」とエールが送られました。

230726_carr1.JPG

(チームビルディングの様子)


 4限目では、課題解決を行うために、より実践的な企業研究の方法を学習しました。企業研究では、1. MVV(ミッション・ビジョン・バリュー) 2. ビジネスモデル 3. 求める人材像の3点が調査の重要なポイントになること説明し、参加学生は、実際に日常生活で利用しているサービスを事例にビジネスの仕組みを分解し、ビジネスモデル可視化シートの作成を行いました。参加した学生からは、「日ごろはユーザーとしてそのサービスを利用していたが、企業側の立場に立って誰のための事業なのか、事業の価値・顧客の価値を問われて言語化するのは難しかった」という声や、「今まで無かった視点だったので、課題解決に取り組む際に活かしたい」という声を聞くことが出来ました。


230726_carr2.JPG

(ビジネスモデル可視化シート作成の様子)


 この事前講座は、8月10日(木)が最終回となります。その後は現場での実習に入り、各参加先で10日間以上のインターンシップ・キャリア実習を行い、課題解決に取り組むことになります。