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鹿児島の高等教育機関における障害学生の就職支援に関する意見交換会を開催

[記事掲載日:24.01.25]

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 1月22日に郡元キャンパス学習交流プラザ内ホールで、「鹿児島の高等教育機関における障害学生の就職支援に関する意見交換会」が開催されました。障害学生支援センター(修学支援室)主催、キャリア形成支援センター共催で行われ、当日は鹿児島県内の企業、鹿児島県の高等教育機関、地域の福祉機関、公的機関など65名の方々が参加されました。
 第1部では、一般社団法人Re.goshiki(ゴシキワーク)様および株式会社カクイックスウィング様による事例発表と話題提供があり、高等教育機関を卒業した障害学生の就労支援について、それぞれの機関での素晴らしい取り組みを発表していただきました。発表の中での「障害者雇用について本当の"障害"は何になるのか?」という問いが非常に印象的でした。
グループワークでは、各機関での取り組みや課題などについて意見交換を行い、他機関の方々と顔を合わせ、参加者同士で交流できる機会となりました。
 
 第2部では、九州大学キャンパスライフ・健康支援センターの面髙有作准教授を講師に迎え、障害のある学生のキャリア支援に関する現状と課題について、これまでの調査・研究の結果を元に、非常にわかりやすくご講演いただきました。障害のある学生の就職支援については、①大学だけではなく、地域の支援機関や行政、企業とのネットワークが重要であること、また、②障害者雇用には様々な形があり、固定観念を取り払うことが必要であると述べられ、様々な具体的手段や工夫についてもご紹介いただきました。
 
 今回の意見交換会は初めての企画でしたが、今後も各機関の関係者間で集まる機会を設け、鹿児島の高等教育機関から社会への就労移行支援が充実したものになるよう、連携して構築していく必要があると感じました。



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(意見交換会の様子)



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(九州大学 面髙准教授による研修の様子)