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【理】理学部「青少年のための科学の祭典in知名」出展

[記事掲載日:24.02.02]

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 理学部の秦浩起准教授(専門:統計物理学・非線形科学)が、1月21日、沖永良部島の知名町が開催した「青少年のための科学の祭典in知名」(会場:おきえらぶ文化ホール あしびの郷・ちな)にて、科学実験の体験と鹿児島大学の紹介ブースを設けました。約6000人の人口に対し、幼稚園児から中学生、保護者など100名以上の参加でにぎわいました。
 理学部はSDGs(持続可能な開発目標)の一つ、「質の高い教育をみんなに」達成のため、2022年から奄美群島地域の小中学生徒向けの各種理科講座の開催を、地元の小学校や中学校と協力して進めており、その延長線上として今回の出展を行いました。

 体験実験は、"いろいろ色々"というタイトルで、回折格子で光を分解したり、光源やコマを使って光を混ぜたり、リモコンとスマホで赤外線を観察するなどです。子どもたちからは、「(回折格子で)外を見ると虹が見えるのに、室内のライトは3本線(主に赤緑青)が見える!」「手の影が4色になってすごい!」などの声が、小学校の先生からは「授業でやってみよう」という声が、保護者からは「こんなに面白いとは思わなかった」との声が上がっていました。実験用品を持ち帰った子どもたちが自宅や学校でやってみるという更なる拡がりがあることを期待しています。
 今井力夫町長は、離島でもこのような機会を増やしていきたいと述べられました。理学部は、今後も機会があれば、このような活動に参加・協力していきたいと考えていますので、声をお寄せください。



 

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赤緑青光源での影絵(指を入れる前は白色)



 

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紫外線の観察(手にのせた白色ビーズが紫外線で色づいた発光をしています)



 

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(回折格子による光の分解)