【キャリア】地域密着型パイロット人財創出プログラムの3期生が決定

[記事掲載日：24.03.04]

　この度、地域密着型パイロット人財創出プログラムにおける、第3期生が決定しました。
　同プログラムは、本学、日本航空株式会社（JAL）、日本エアコミューター株式会社（JAC）の3者による連携協力協定に基づくものです。鹿児島県を中心とした地域航空を永続的・安定的に支えていくため、パイロットを目指す人財の裾野の拡大・発掘・育成を目的としています。（連携協定の様子はこちら）

　2023年2月20日から約2週間のインターンシップ「飛行操縦体験SKYCAMPプログラム」（以下「SKYCAMP」）に参加した8名の学生のうち、JACからの条件付き内定が付与されるのは2名。本学、JAC、JALでの審査を経て、エアラインパイロットに資する人財として、穴井 千愛さん（工学部4年）、今井 健晟さん（教育学部4年）が3期生として選出、条件付き内定が付与されました。2名は、本学を卒業または大学院修了後、本学、JAC、JALより訓練資金の支援を受け、養成機関である崇城大学で約2年間、パイロットに必要な知識・技能・資格の修得を行います。
　これからのお二人の活躍を祈念します。
　

【3期生へのインタビュー】
　空の道を拓く、3期生お二人のコメントをご紹介します。

（穴井 千愛さん）


Q：SKYCAMPに参加したきっかけは何ですか？
A：小学生の頃から航空や宇宙に興味を持っていたため、 将来の選択肢として航空業界を志望していました。鹿児島大学に入学してからSKYCAMPという取り組みがあることを知り、自分自身の手で空を飛んでみたいという思いから参加しました。

Q：SKYCAMPを振り返ってみて、どんな学び（気づき）がありましたか？
A：一人では解決できないことも、仲間と情報を共有しあうことで新たな気づきがあり、全員で乗り越えていくことの楽しさを学ぶことができました。また、自分自身や自分の将来を見つめ直すことのできるきっかけにもなりました。

Q：今後の目標はありますか？
A：SKYCAMPを通して学んだJACの社会的使命を心に留めながら、地域航空を永続的・安定的に支えることのできるパイロットになりたいと考えています。鹿児島の美しい島々や大自然、文化を守り、また、魅力発信の一助となれるよう日々の訓練や安全運航に取り組んでいきたいです。

Q：SKYCAMPに興味のある、後輩たちへメッセージをお願いします。
A：興味はあるけど、知識がない、自分なんかができるわけがないと決めつけてチャレンジしないのはもったいないです。SKYCAMPのスタートラインは全員同じで、教官の方々が一から丁寧に教えてくださるので心配ありません。少しでもやってみたいという気持ちがあればぜひチャレンジしてみてください。

（今井 健晟さん）


Q：SKYCAMPに参加したきっかけは何ですか？
A：祖父の影響でパイロットになることがずっと夢でしたが、様々なことを言い訳にして断念し、教員の道に進むことを考えていました。3年生になり、最後のチャンスだと思いSKYCAMPの説明会に参加しました。その中の機長の講話で、「夢を夢のままで終わらせてはいけない、夢は叶えるものだ」という言葉に背中を押され、絶対に夢を叶えたいという強い思いが芽生え、参加を決意しました。

Q：SKYCAMPを振り返ってみて、どんな学び（気づき）がありましたか？
A：飛行機を自分で操縦するという小さい頃からの夢が実現したときに、自分の可能性に自信が持てるようになり、挑戦することを恐れなくなりました。また、仲間と協働したことにより、チームにおける自分の役割を考える機会となりました。このようにSKYCAMPは、人として大きく成長できた2週間でした。

Q：今後の目標はありますか？
A：人・モノ・文化の往来を充実させ、交通インフラの第一線として社会を支えていきたいと考えています。特に、鹿児島県を中心とした地域の交通インフラを支え、魅力的な文化・景観を誇る島々や地域の発展に貢献することが目標です。そのため、日々の訓練では、当たり前の安全が生活のそばにある環境づくりに励み、人々の生活、そして心も豊かにできるパイロットを目指します。

Q：SKYCAMPに興味のある、後輩たちへメッセージをお願いします。
A：何よりも難しいのは、現状から変わろうとする姿勢をもつことです。SKYCAMPへの参加動機はなんでもいいと思います。しかし、SKYCAMPを通して自分がどう変わりたいのか、という明確なビジョンをもって参加していただきたいです。SKYCAMPは、変わろうとする人を期待以上に変えてくれる本当に貴重な機会なので、是非自分の可能性を信じて挑戦してみてください。