「大学と地域」で佐野 輝 学長が講義しました

[記事掲載日：24.05.09]

　4月16日、初年次学生向けの全学必修科目「大学と地域」において、佐野輝学長が講師として登壇し講義を行いました。

　本講義は、地域を対象とした研究や地域で行われている様々な取り組み、地域が抱えている諸課題を教材とし、自然や社会に見られる事象の本質を捉えた上で、地域の課題を解決するための具体的な方法を論理的に考え出す力の育成を目的としています。

　講義の冒頭、佐野学長は鹿児島の特色として、南北600キロメートルに及ぶ県土の多様な自然をはじめ、産業、工芸等の技術について、さらに、かつて薩摩藩が輩出した、日本の近代化に重要な役割を果たした人材について触れ、世界に誇れる特色について紹介しました。
　続けて、鹿児島大学の先進的かつ特長的な取り組みとして、学部横断型の取り組みで「大学と地域」も一部となっている「地域人材育成プラットフォーム」、どの学部からでも航空機のパイロット養成にチャレンジできる「地域密着型パイロット人財創出プログラム」（SKYCAMP）、21世紀版の薩摩藩英国留学生としてUniversity College Londonで学ぶ学生を全面支援する「UCL稲盛留学生」制度など、鹿児島大学ならではの取り組みに、受講する学生たちも非常に興味を惹かれている様子でした。また、鹿児島大学がSDGs、地域活性化に注力していて、地域とともに生きる大学であることを紹介しました。
　講義の最後には、「若い皆さんの前には無限の可能性が広がっています。鹿児島大学生としての誇りを胸に、自らを律し、努力を続け、大きな夢を実現してください。」とメッセージが贈られました。

受講生は、今回の講義を受けて初めて知ることもあり、鹿児島、鹿児島大学への興味関心が高まったようです。そのほかにも、企業や地域からの鹿児島大学の評価が印象に残った受講生が多く、鹿児島大学生であることの誇りを感じたようです。

今回の講義は、学生にとって、今後の学習意欲を向上させる機会となったと思われます。「大学と地域」では、この後も様々なフィールドで活躍する方々を講師としてお招きする予定です。