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障がい学生支援シンポジウム2025 鹿児島の障害学生支援と就労移行に関する情報交換会(タウンミーティング)の開催
[記事掲載日:25.10.17]
令和7年9月22日に鹿児島大学郡元キャンパス内学習交流ホールにて、「鹿児島大学障がい学生支援シンポジウム2025 鹿児島の障害学生支援と就労移行に関する情報交換会」を開催しました。同会は、障害学生支援センター(修学支援室)とキャリア形成支援センターが主催、東京大学障害と高等教育に関するプラットフォーム(PHED)と京都大学高等教育アクセシビリティプラットフォーム(HEAP)の共催で行われ、当日は鹿児島県内の企業、高等教育機関、地域の支援機関、公的機関など83名の方々に参加いただきました。
第1部では、東京大学先端科学技術研究センターの近藤 武夫 教授、松清 あゆみ 特任助教、京都大学学生総合支援機構障害学生支援部門の村田 淳 准教授による、ATライブラリー(支援機器の展示・実演)が行われました。また、本学理工学研究科情報科学専攻情報科学プログラムの西村 方孝 准教授による、視覚障害者への超音波音声情報提供などについての実演も行いました。様々な支援機器を実際に手に取り体験することができる貴重な機会となりました。
第2部では、近藤教授と村田准教授によるトークセッションとして、東京大学PHEDや京都大学HEAPでの取り組みについてご講演いただきました。障害学生など様々な学生が社会で活躍するために、地域の企業や行政、支援機関と連携した取り組みとして、ジョブ型雇用や超短時間雇用の実践の報告や提案がなされました。
また、話題提供では、TOTO株式会社人材本部ダイバーシティ推進部ダイバーシティ推進Gの藤田 浩史 氏より「TOTO株式会社での取り組み」、鹿児島県商工労働水産部雇用労政課の有村 尚子 氏・鳥越 隆雄 氏より「鹿児島県の取り組み」、本学障害学生支援センター川添 茜 先生より「鹿児島大学の障害学生の現状」について発表が行われました。その後のグループセッションでは、異業種でのグループワークが行われ、各機関で連携した新たな取り組みにつなげることを目指した積極的な話し合いがなされました。
今後も地域の関係機関のネットワーク形成を目指し、気軽に意見交換ができる本情報交換会を継続していくことの重要性が再確認されました。
▼ 当日の様子をご紹介いたします
東京大学 近藤教授
京都大学 村田准教授