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できたての星が出す竜巻状のガス流を世界で初めて発見

[記事掲載日:15.09.18]

 鹿児島大学理工学域(理学系)の半田利弘教授らの研究グループは、国立天文台のVERA望遠鏡を用いて、ぎょしゃ座に見える原始星S235ABを約1年3カ月に渡って継続観測し、この星から吹き出す高速ガス流が竜巻状の回転運動を伴っていることを発見したと、9月15日に発表しました。
できたての恒星(原始星)から吹き出すガスの3次元的な動きが確実にわかり、かつ、細く絞られた竜巻状の回転運動を示す天体が見つかったのは、世界初です。
 この研究成果は、生まれてきた恒星がどのように成長していくのかを理解する上で、重要かつ先駆的な発見といえます。研究グループでは、今後、恒星から吹き出しているガスの量を見積もるために、国内外の他の望遠鏡を用いた観測を予定しています。
 半田利弘教授から、「長年の謎であった、恒星が形成される際に回転がどのように遅くなるのかについて、複数提唱されている説の、どれが正しいのかについて決定的な答が出ることが期待できる。」などの説明がありました。
 また、この成果は、9月16日(英国夏標準時16時、日本標準時では17日0時)に「Oxford University Pressオックスフォード大学出版」から発行される学術論文誌「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society英国王立天文学会月報」に掲載されています。 
 
 
 
 
(写真上:記者会見を行う、(左から)與倉副研究科長、近藤研究科長、半田教授、今井准教授、ロス アレキサンダー バーンズ博士後期課程3年)
 
(写真下:今回発見された“水竜巻”の想像図)

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