トップページトピックス対話型シンポジウム「社会を記録すること、出来事を伝達すること。―小熊英二監督『首相官邸の前で』トークシェア上映」を行いました

対話型シンポジウム「社会を記録すること、出来事を伝達すること。―小熊英二監督『首相官邸の前で』トークシェア上映」を行いました

[記事掲載日:15.12.17]

 12月15日、学術研究院法文教育学域法文学系(法文学部人文学科)中路武士研究室では、共通教育棟教室において、対話型シンポジウム「社会を記録すること、出来事を伝達すること。―小熊英二監督『首相官邸の前で』トークシェア上映」を行い、一般の地域の方々を含め、学生・教職員約20名が参加しました。
 
 福島第一原発事故後の社会運動の新しい可能性を探り、人びとが惹き起こした出来事を記録したドキュメンタリー映画『首相官邸の前で』を上映したあと、監督の歴史社会学者・小熊英二氏とインターネット(Skype)をつなぎ、トークシェアを実施しました。観客一人一人が積極的に議論に参加し、映画作品の感想をお互いに語り合うとともに、小熊氏に自分なりの解釈を提示しつつ疑問点を投げかけ、活発な対話が展開されました。小熊氏は数多くの質問一つ一つに丁寧に応答し、参加者は映画上映とトークシェアの合計3時間のシンポジウムを堪能しました。
 モデレーターを務めた中路准教授は、作り手と学生、大学と地域を有機的につないだ映像文化を育んでいくことを目指し、映画監督・スタッフとの貴重な対話の場を提供しています。
 
(写真:トークシェアの様子)
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