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平成27年度個人情報保護管理等に関する研修会を開催

[記事掲載日:15.12.25]

 鹿児島大学では、12月11日に「平成27年度個人情報保護管理等に関する研修会」を開催した。この研修会は、法人文書管理・情報公開、個人情報保護及びコンプライアンスについて一層の理解を深め、適切かつ効果的な管理運営の実施につなげることを目的として開催した。一昨年から郡元キャンパス及び桜ヶ丘キャンパスの2箇所で同日の午前午後に分けて開催している。
 研修はそれぞれ講演形式で実施され、1講演だけでも参加できるよう配慮し、病院のある桜ヶ丘キャンパスでは、病院スタッフが参加しやすいよう開始時間を繰り下げて開催した。参加者は、昨年より90名ほど増加し、約500名の教職員が参加した。
 
 研修会では、はじめに島秀典総務担当理事の挨拶があった後、株式会社フォーエバーの牧野田宏氏より「個人情報とマイナンバー」と題して個人情報保護管理に関する講演が行われた。講演では、個人情報保護の現状と対策及びマイナンバー制度について説明があった。
  続いて、本学司法政策研究科の小栗實教授より「鹿児島大学における公文書管理のしくみと課題」と題して法人文書管理及び情報公開に関する講演が行われた。講演では、法人文書を適切に管理することが、情報公開に対応することになることを法令、規則に則って説明があった。また、マイナンバー制度に関しても、そのしくみとこれから大学としてどう対応していくかについて説明があった。
 
  最後に、有限責任あずさ監査法人の前田拓哉氏より「コンプライアンス違反防止に向けて」と題してコンプライアンスに関する講演が行われた。講演では、コンプライアンスの意義からコンプライアンスの防止の方法に至るまで、大学に起こりうる身近な事例も取り上げて説明があった。
 また、今回は平成28年1月から行政手続に個人番号が必要となってくることから、マイナンバー制度について2つの講演内容に盛り込んでいただいたこともあり、参加者の興味をひくものとなった。さらに、この研修に参加できなかった教職員に対しても職員専用掲示板に研修の動画及び配付資料をアップし、自己研鑽を促している。
 
(写真上:会場からの質疑応答に対応する本学司法政策研究科の小栗教授) 
(写真下:講演の受講風景(桜ヶ丘地区))

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