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大学院理工学研究科技術部 第48回地域連携活動 出前授業「おでかけ実験隊」を開催

[記事掲載日:16.03.07]

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の48回目(今年度第12回)として、3月2日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 今回は吉野小学校へ出かけ、6年生約180人と先生方が参加しました。吉野小学校で出前授業を実施するのは今回で3回目となり、例年と同様に技術部職員が二手に分かれ2つの理科室を使用し、計5クラスの子供たちに出前授業を行いました。
 まず、「液体窒素でおもしろ実験」を演示として行った後、ものづくりとして「光の万華鏡」を作りました。
「液体窒素でおもしろ実験」では、理科室のディスプレイに資料を映しながら説明を行い、花や軍手を液体窒素につけたり、液体窒素をビニール袋の中に入れたりと、さまざまな実験を行いました。実際に花を液体窒素の中につける体験をした子どもは、「入れている間、手に(気泡による)振動を感じた」と感想をもらし、花の温度により液体窒素が気化するという現象を目の当たりにし本質をつかんだ様子でした。
 「光の万華鏡」では、光を分ける分光シートを使って万華鏡を作製しました。自然光など見た目には無色透明な光は実はさまざまな色が混ざっているということを目で見て体験し実感してもらいました。
 今年度最後となる出前授業を約180人という多くの子どもたちとともに無事に締めくくることができました。来年度も継続して地域の子どもたちに科学やものづくりの面白さを伝えていけるよう活動していく予定です。
 
(写真上3枚:液体窒素でおもしろ実験)
(写真下1枚:光の万華鏡)
 
 

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