トップページトピックスオール鹿児島による学卒者地元定着促進事業(COC+)のキックオフシンポジウムを開催 ~「食と観光で世界を魅了する「かごしま」の地元定着促進プログラム」~

オール鹿児島による学卒者地元定着促進事業(COC+)のキックオフシンポジウムを開催 ~「食と観光で世界を魅了する「かごしま」の地元定着促進プログラム」~

[記事掲載日:16.03.09]

 鹿児島大学では、3月7日、文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に係る「食と観光で世界を魅了する「かごしま」の地元定着促進プログラム」キックオフシンポジウムを鹿児島市内のホテルで開催しました。
 
 鹿児島県内の大学・短大・高専8校と鹿児島県、金融機関及び企業等団体計24の事業協働機関が連携協働して、学生にとって魅力ある就職先の創出をするとともに、その地域が求める人材を養成するために必要な教育プログラムやその他就職支援の取組をオール鹿児島で推進し、地方創生の中心となる「ひと」の地方への集積を目指す本COC+事業のキックオフを記念するシンポジウムに、事業協働機関関係者や県外大学関係者等約170名が参加しました。
 
 シンポジウムでは、前田芳實鹿児島大学長(学卒者地元定着促進協議会議長)、伊藤祐一郎鹿児島県知事(代読)の挨拶に続いて、来賓の文部科学省高等教育局大学振興課の永田昭浩課長補佐が祝辞を述べられました。
 
 引き続いて、住吉文夫理事・副学長(研究担当)による本COC+事業概要説明後、「地方社会で必要とされる大学とは」と題して、リクルート進学総研所長・リクルートカレッジマネジメント編集長の小林 浩氏による特別講演が行われました。小林氏は、人口減少社会の中で、地方創生のために大学等が担う役割として人材育成という側面から、地域社会に必要とされる大学等のあり方について、文部科学省の政策や他の地方大学の取組事例等を交えながら指摘されました。
 
 第2部では、「地方創生と高等教育機関の役割」のテーマで小林氏をモデレーターとして、清原貞夫鹿児島大学理事・副学長(教育担当)、大久保幸夫鹿児島国際大学副学長、楠原良人鹿児島工業高等専門学校地域共同テクノセンター副センター長、中堂薗哲郎鹿児島県企画部次長、津曲貞利鹿児島商工会議所副会頭、片平金也鹿児島県農業協同組合中央会専務理事、白橋大信(公社)鹿児島県観光連盟専務理事がパネリストとして登壇してパネルディスカッションが行われました。各パネリストが大学・高専、地方公共団体、産業界の立場から、地方創生に向けた役割、COC+事業に対する期待や課題等について活発に意見を交わしました。最後に小林氏が「鹿児島の自然、歴史、文化、産業といった特性を活かし、COC+事業の仕組みを実質的に機能させるために事業協働機関の力を結集していただきたい」とエールを送る形でパネルディスカッションを締めくくりました。
終わりに、本COC+事業推進責任者の福島誠治鹿児島大学産学官連携推進センター長が閉会の挨拶を述べました。
 
(写真上:来賓挨拶を行う永田課長補佐)
(写真中:パネルディスカッションの様子)
(写真下:事業協働機関関係者記念撮影)  
 

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