トップページトピックス株式会社ラックとクロスアポイントメント制度に関する協定の締結式を実施

株式会社ラックとクロスアポイントメント制度に関する協定の締結式を実施

[記事掲載日:16.03.28]

 鹿児島大学では、研究者等が互いの組織の枠を越えて活躍することにより、研究、開発、産学連携等の活性化や強化を図ることを目指した、クロスアポイントメント制度(※1)を、2月18日に制定いたしました。
 今回、この制度を活用し、鹿児島大学の取組第1号として、3月23日、本学と株式会社ラックとのクロスアポイントメント制度に関する協定を締結いたしました。
 この協定により、4月1日から、株式会社ラックの佐藤豊彦氏(※2)が、本学においてクロスアポイントメント適用の特任教授として、教育、研究、産学連携活動等の業務を行う予定です。
 
(本クロスアポイントメントの取組内容)
  1. 鹿児島大学と株式会社ラックの協定により、佐藤豊彦氏は、それぞれの組織に所属し、定まったエフォートに応じてそれぞれの組織で活動を行います。
  2. 佐藤豊彦氏は、株式会社ラックにおける業務を継続しつつ、鹿児島大学学術情報基盤センター(※3)において、サイバーセキュリティに関する総合的戦略の確立や最新の技術動向などの調査、ネットワークやコンピュータシステムのチェックなどの事前対策、インシデント発生時の調査・対策等の業務を行います。
  3. 業務割合:鹿児島大学(70%)、株式会社ラック(30%)
 
(協定の有効期間)
平成28年4月1日~平成33年3月31日
 
(※1)クロスアポイントメント制度:研究者等が二つ以上の機関に雇用されつつ、一定のエフォート管理の下で、それぞれの機関における役割に応じて研究・開発および教育に従事することが可能な仕組み。
 詳細は、次のホームページをご確認ください。
 経済産業省HP「クロスアポイントメント制度の基本的枠組と留意点をとりまとめました」
 
(※2)佐藤豊彦氏のプロフィール:佐藤氏は、1988年に株式会社ラックに入社し、システム開発の主要メンバーとして活躍後、セキュリティ人材育成の責任者としてセキュリティ事業を支える人材の育成に尽力しました。
 2011年からは、急速に被害が増加したサイバー攻撃対策の専門組織である「サイバー救急センター」の所長として、セキュリティ専門家としてのキャリアを確立しました。現在はセキュリティコンサルティング部門および緊急対応部門の統括責任者として、サイバーセキュリティ本部の中核を支えています。
 
(※3)学術情報基盤センター:教育研究用電子計算機システムの運用管理、キャンパス情報ネットワークの運用管理、学術情報発信に関する研究開発、全学的な情報システムの企画開発運用などの業務を行っています。
 
 
(写真上:握手を交わす髙梨社長(左)と前田学長(右))
(写真下:記念撮影)
 

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