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「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催

[記事掲載日:17.08.09]

 

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 独立行政法人日本学術振興会ひらめき☆ときめきサイエンス事業に採択された公開講座「発見!体感!本物の海藻を見てさわって食べて『海の森図鑑』をつくろう」(主催:大学院連合農学研究科)が7月23日(日)と30日(日)の2日間,鹿児島大学水産学部で開催され、鹿児島県内の小学校5,6年生31名が参加しました。

 

 7月23日は,お話しや観察を通して海の中に大きな海藻の森があることを学び,調査研究の中で採取された40種の海藻を用いて,押し葉標本を作成しました。また,コンブやワカメ,アサクサノリ,ヒジキなど,食べられる海藻の生きている姿を観察しました。海藻は形を変えて様々な食品にも用いられています。フルーツゼリーが海藻からつくられていることを確かめるために,海藻(テングサ)から寒天を抽出してゼリーをつくり,クッキータイムに試食しました。参加者はいつも食べているゼリーが海藻からつくられていることを知り,美味しく試食していました。

 7月30日は,一週間かけて乾燥させた押し葉を台紙にはり,ラベルをはって「学術標本」にしました。標本をクリアーブックに入れて,世界でひとつだけ,自分だけの「海の森図鑑」を完成させました。また,研究室が行っている光合成実験の実演を通じて,「光をあびて酸素をつくる生き物」についても学びました。

 この公開講座は,文科省・学振の科学技術研究費(科研費)の研究成果還元事業として実施され,大学院連合農学研究科と水産学部の教職員で企画されました。今年で6年目となる本公開講座は日本学術振興会からも高く評価されており,「ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞」を今年度授賞しました。

 

 

【写真の説明(上から)】

①コンブの長さをはかる子供たち(コンブの長さは3m程)

②海藻の押し葉をつくる様子

③海の森図鑑のページ

④完成した海の森図鑑をかかげる子供たち