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大学院連合農学研究科が設立30周年記念行事を開催しました

[記事掲載日:18.12.05]

 鹿児島大学は、11月30日、稲盛会館キミ&ケサメモリアルホールにて、大学院連合農学研究科設立30周年記念式典および記念講演会を盛大に開催し、国内外から約180名が参加しました。
 
 大学院連合農学研究科は、1988年(昭和63年)に、佐賀大学・宮崎大学・鹿児島大学が連合して設置した独立博士課程大学院です。その後、琉球大学の参加と宮崎大学の離脱を経て、2018年の今年、設立30周年を迎えました。現在は佐賀大学・琉球大学・鹿児島大学の3大学が、九州・沖縄を中心とした自然環境の保全や生物資源の持続的な利用を目指し、幅広い教育と研究を行っています。また留学生の受け入れも積極的に行っており、豊かな国際性も特徴となっています。
 
 記念式典は、前田芳實鹿児島大学長による式辞の後、籾井和朗鹿児島大学連合農学研究科長がこれまでの経過を報告しました。続いて構成大学を代表し、宮﨑耕治佐賀大学長代理の後藤昌昭理事、大城肇琉球大学長、および小幡泰弘文部科学省高等教育局専門教育課長代理の飯塚智久教育振興係長が、30周年を迎えた当研究科への祝意を表明するとともに、将来、学生が農林水産学分野のトップランナーになることや、農林水産業の指導者として活躍することへの期待を述べました。
 
 式典後の記念講演会では、当研究科で学位を取得し各国で活躍する4名の方々と、当研究科に長年貢献した元研究科長の方に講演いただきました。各国で活躍する方々としては、インドネシアで最も権威ある大学の一つであるボゴール農科大学にて学長を務めるArif Satria学長をはじめ、スリランカで最も権威ある大学の一つであるスリジャヤワルダナプラ大学のSampath Amaratunge総長、スマトラ・ウタラ大学のMohammad Basyuni准教授(インドネシア)、中国科学院植物研究所の王亮生教授(中国)が、連大に対するそれぞれの思いと将来の展望について述べられました。また、元鹿児島大学連合農学研究科長で鹿児島大学名誉教授の杉元康志九州栄養福祉大学教授は、連大の歴史と今後の期待について述べられました。参加者は、農林水産業の分野で世界的に活躍する登壇者たちの講話に聞き入り、熱心に耳を傾けていました。
 
 講演会終了後は、鹿児島サンロイヤルホテル(鹿児島市)にて祝賀会が開かれました。平成の時代とともに歩んできた同研究科が、これからも、日本はもとより国際社会で先導的に活躍できる人材を輩出すること、また、来る50周年に向けてますます発展していくことを祈願し、記念行事は終了しました。
 
 
写真上:記念式典の様子
写真中上:前田学長による式辞
写真中下:連大修了生Arif Satria学長(ボゴール農科大学)による講演
写真下:連大修了生Sampath Amaratunge総長(スリジャヤワルダナプラ大学)による講演

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