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【大学病院】地震発生による負傷者受入を想定した災害訓練を実施しました

[記事掲載日:18.12.07]

 11月29日、鹿児島大学病院において大規模災害発生時の多数負傷者受入を想定した災害訓練を行い、鹿児島市消防局職員、鹿大病院職員(医師、看護師、薬剤師、医療技術職員、栄養士、事務職員)、模擬患者役の学生等、約300名が参加しました。
 「午後3時に桜島が大規模噴火し、鹿児島湾直下を震源とする地震(鹿児島市で震度6弱)が発生。院内の安全が確認された後に、地震によって発生した多数の負傷者を受け入れる。」との想定で行われた訓練は、病院入口で治療の優先順位を決めるトリアージを、救急車で搬送された負傷者や直接来院した負傷者に実施し、重症・中等症・軽症と分け、各エリアへの搬送・処置を行いました。各参加者は、それぞれの担当部署で負傷者の救護活動が迅速にできるよう、手順や連携を確認しました。
 また、基幹災害拠点病院である鹿児島市立病院や地域災害拠点病院である鹿児島赤十字病院へ被災状況や負傷者受入等の連絡を行い、情報共有体制を確認しました。
 訓練は、防災意識の高揚と救護体制の充実を図るとともに、多数の負傷者発生時の各種緊急活動及び院内連絡体制の確認、診療支援部門(救護活動)の救護体制の構築を図る目的で実施されたもので、今回の訓練結果を検証し、災害対策マニュアル等の見直しを行う予定です。
 
写真上2枚:重症エリアの様子
写真中下:中等症エリアの様子
写真下 :軽傷エリアの様子
 

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