トップページトピックス打上げ実験前の鹿児島ロケット2号機 ユピテル号の機体とペイロードを公開!

打上げ実験前の鹿児島ロケット2号機 ユピテル号の機体とペイロードを公開!

[記事掲載日:20.12.15]

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 12月15日(火)、稲盛会館にて、大学院理工学研究科地域コトづくりセンター所管の鹿児島ハイブリットロケット研究会と肝付町の共催による打上げ実験(12月25日予定)を前に、小型ハイブリッドロケット「鹿児島ロケット2号機 ユピテル号」の機体とペイロードを公開しました。
 本公開は、打上げ実験当日取材の報道機関のための事前の安全教育終了後に併せて実施したものです。
 
 安全教育では、大学院理工学研究科 片野田 洋教授から挨拶後、射点に係る概略や当日までの全体スケジュール、当日の打上げ実験に対する取材や撮影時の注意点や車両通行制限等について説明がありました。
 安全教育終了後は、共催となる肝付町と会場をオンラインでつなぎ、永野和行町長から、「2号機の打上げが成功し、いつかこのロケットで内之浦から衛星があがることを期待している」と挨拶がありました。また、支援企業である(株)ユピテル様及び日本モレックス様より、2号機完成のお祝いと成功に向けた激励の言葉が述べられ、続いて、研究会の学生らによる機体の概要説明と片野田教授よりペイロードの紹介がありました。
 参加者からは終了予定時刻を超えるほど多くの質疑があり、質疑の中で片野田教授と学生は、「前回(1号機)の失敗に対する原因の究明が一番苦労した。今は楽しみと不安が半々」、「先輩の築いた基盤を生かし後輩につなげたい」、「県民の皆様には今回の打上げをあたたかく見守ってもらいたい」と、意気込みを語りました。
 宇宙へのあこがれをのせた「鹿児島ロケット2号機ユピテル号」の挑戦がもう間もなく始まります。
 
 なお、この度打上げ実験は、射点となる辺塚海岸周辺の地形が険しく、安全に見学できるスペースの確保ができないこと、また、近隣の皆様へのご迷惑を避けるために、一般見学のご案内はおこなっていないところですが、当日はインターネット中継を予定しております。是非ご覧いただきますようよろしくお願いします。
 
 詳細はこちらをご覧ください(理工学研究科地域コトづくりセンターHP)
 
 
 
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オンラインで会場とつなぎ挨拶する永野和行肝付町長
 
 
 
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鹿児島ロケット2号機について説明する片野田教授と学生
 
 
 
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公開された鹿児島ロケット2号機とペイロード